

壁に掛けられた額縁の前に、
茶トラ猫さんがちょこんと立っています。
小さな前足で額縁を
「トントン!ガリガリガリ!」と
小気味よいリズムで叩き続けています。
飼い主さんが
「なぜそれをするの?」「面白いの?」と
優しく聞いてみると、
一瞬だけ動きを止めてチラリ。
猫「うん、最高なの!」
そう答えるかのように、
再び熱心にトントン開始。
額縁の傾きを直しているのか、
音と振動が心地よいのか、
それとも猫さんだけにわかる
何か重大な理由があるのか…。
猫が壁や物をガリガリする行動には、
爪のお手入れやマーキングの
意味があると言われています。
前足の肉球にはにおいを出す腺があり、
引っかくことで自分のにおいを
つけている場合もあるようです。
猫さんはずーっと二本足で立ったまま
職人のような真剣な眼差しで
作業(?)に没頭しています。
この調子で続けていたら、
そのうち爪痕で
芸術的な何かが出来上がるかもしれません。
飼い主さんにも理由はわからないけれど、
猫さんにとっては大事な作業なのでした。

