
和田彩花が、5月25日に都内で行われた「第一回 前橋国際芸術祭 2026」全アーティスト・プログラム発表会に登壇した。
■「前橋国際芸術祭」のアンバサダーに群馬出身の和田彩花が就任
本イベントは、群馬・前橋市中心市街地を舞台に、アート・建築・音楽・詩・演劇・食など、多彩な表現とまちづくりが交差する都市型芸術祭で、9月19日(土)から12月20日(日)までの80日間にわたって開催される。
今回の発表会では、アーティスト・プログラムの紹介、公式ツアーや地域/企業との各種連携策といった「前橋国際芸術祭 2026」の内容が公開された。
このイベントの公式アンバサダーに就任したのが、元アンジュルムで現在はバンド“LOLOET(ロロエ)”などで活動している群馬・高崎市出身の和田。2019年にハロー!プロジェクト、アンジュルムを卒業後は、アイドルグループでの活動経験を通してフェミニズム、ジェンダーの視点からアイドルについて、アイドルの労働問題について発信している。
黒のジャケットと白いパンツ姿で登壇した和田は、4月17日に自身のInstagramでパートナーと台湾で婚姻したこと発表後、今回が初の公の場となった。
和田は「私は、美術と人の距離を縮める役割とか仕事を時々やっています。そんな美術が大好きな人間ですが、美術との時間は大体東京で過ごしておりまして、東京の大きな美術館や小さな美術館など、いろんなところで美術との時間を過ごしました」と、自身と“美術”との関わりについて語った。
そして、「改めて振り返って見ると、群馬で美術と過ごした時間はあんまりなかったので、前橋で国際美術祭が開催されることを嬉しく思っております」と、出身地である群馬県でのイベント開催を喜び、「自分の幼少期の経験を重ねて、一つ、ワークショップを準備しています。私が所属しているアンビエントバンドのLOLOET(ロロエ)と、群馬大学附属の中学生と一緒に音のワークショップをします」と、「前橋国際映画祭」での“アーティスト”としての関わりも明かした。

■「普段は言えないけど言える場としてワークショップを作っていきたい」
“ワークショップ”ではどんなことを行うのか。これについて「まずは街に出て、“音”になるものを探します。例えば、空っ風とかは地元民としては暴風っていうか、耳の周りで大きな音をする存在でしかないんですけど、そんな空っ風すらも音になったり、アートにすることができたり、音楽の作品の一部にすることができる。そういう経験を中学生にしてほしいなと思ったので、音のワークショップをしようと決めました」と、理由と目的も伝えた。
さらに、「自分も群馬出身なので“田舎”って言っちゃいますけど、東京に出てきた時、『田舎だとちょっと窮屈な思いをすることがあった』という話をよく聞きました。私はそんなふうには感じてませんでしたが、でも、今群馬で育っている多感な時期の中学生が何を思っているのか、普段は言えないけど言える場としてワークショップを作っていきたいなと思っています」と、実際に上京してから耳にしたことをもとに、今回のワークショップを思いついたと語った。
最後に「群馬県に住む人みんなに美術を好きになってもらいたいですし、この芸術祭に遊びにきてもらえるとうれしいなと思っています。よろしくお願いします」というメッセージで締めくくった。
発表会には、アドバイザーの松田文登氏、萩原朔美氏、アーティストの渋谷慶一郎、吉開菜央、山田紗子、小暮香帆、家成俊勝、マイク・エーブルソン、山縣良和、クリエイティブコーダーの田所淳氏、リサーチャーの石倉敏明氏らも登壇した。
◆取材・文=田中隆信


