和葉さんは、夫・健斗さんと息子・拓斗君の3人家族。妊娠を機に仕事を辞めて専業主婦になった和葉さんは、家事・育児をひとりでこなしています。
ある日、拓斗君が発熱。小児科を受診したところそのまま入院となり、和葉さんはひとりで付き添いをすることに。4日間の入院生活を経て退院します。しかし、退院後も拓斗君の下痢が続き、別の病院へ再び入院。和葉さんは入院準備の間だけ健斗さんに付き添いを交代してもらいました。しかし、健斗さんは2時間で音を上げ、怒って病室から出て行ったのでした。
結局、健斗さんは入院中に連絡すら寄こしませんでした。
和葉さんは息子が退院した後も健斗さんに連絡をせず、そのまま行方不明に。
そんな中、健斗さんの友人・信也さんの妻・里音さんも、離婚届を置いて実家に帰ってしまいます。実は、和葉さんと里音さんは、健斗さんの友人・靖幸さんの実家に身を隠していました。
健斗さんが迎えに行くも、和葉さんから離婚届を突き付けられます。和葉さんは離婚に向けて職場復帰を果たし、靖幸さんの実家で営む保育園への入園も済ませていたのです。
和葉さんは子どもが生まれたあとも、一人で独身時代と変わらない生活を続ける健斗さんにモヤモヤを感じており、今回の拓斗君の入院付き添いでの自己中心的な態度が決め手となり、離婚を決意しました。
「健斗にとって、私と拓斗は家族じゃなかった。ただの足かせ」
そう実感した和葉さんは、「ひとりで生きていって」と健斗さんに別れを告げたのでした。
それから5年後……。
離婚した夫たちの末路

















離婚から5年。元気に成長した拓斗君の姿がありました。
和葉さんは拓斗君を保育園に預けて働き、2人でアパート暮らしをしています。和葉さんの両親はサポートしてくれているよう。
そんな折、里音さんからメッセージが。
元夫たち、信也さんと健斗さんが、女の子を巡って四角関係のトラブルになっているというのです……。
「バカみたい……。何してんだか……」
健斗さんも信也さんも、孤独に耐えられなかったそう。
和葉さんは、離婚して寂しがっているという健斗さんに「してやったり」と晴れ晴れとした気分になったなのでした。
▼離婚後の生活を順調に積み重ねている和葉さん。その一方で、健斗さんは女性とトラブルになっているようです。つくづく、離婚してよかったと思っていることでしょう。
失って初めて、その大切さに気づくことがあるものです。何気ない日常を「当たり前」と思わずに、和葉さんに感謝の気持ちを伝えていれば、今でも夫婦関係を続けられていたのかもしれません。
自分や大切な人を守るために、環境を変える決断が必要なときもあります。幸せを諦めず、自分の選択を信じて前へ進むことが、その先の人生をより良い方向へ導いてくれるのかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

