「蕁麻疹の薬」の副作用となる症状はご存知ですか?市販薬と処方薬の違いも解説!

「蕁麻疹の薬」の副作用となる症状はご存知ですか?市販薬と処方薬の違いも解説!

蕁麻疹の市販薬と処方薬の違い

蕁麻疹の市販薬と処方薬の違い

蕁麻疹は市販の痒み止めを塗ればよくなりますか?

市販のかゆみ止めの塗り薬は、主要な治療法とはされていません。しかし、一時的にかゆみを軽減し、かきむしることによる皮膚の損傷や続発する感染を防ぐなどの効果はあります。

蕁麻疹治療における市販薬と処方薬の違いを教えてください

処方薬は、医師の判断のもとで処方される薬として、販売承認されている薬です。よってドラッグストアで買うことはできません。一方、市販薬は薬局にて薬剤師の説明を受け、自己判断で購入できます。
市販薬でも処方薬と同様、抗ヒスタミン薬が蕁麻疹の一般的な薬として販売されています。
処方薬とまったく同じ成分が含まれている市販薬もありますが、一般的に市販薬の方が医師の判断なく使えるように、含まれている有効成分が少ない傾向があります。なお、処方薬と同じ成分が含まれていても、蕁麻疹への適用が承認されていない薬もあります。よって、薬の効果効能の欄に、蕁麻疹が記載されていることを確認したうえで服用する必要があります。

市販薬の服用にはどのようなリスクがありますか?

処方薬では、眠気の少ない第二世代が一般的に処方されるようになりましたが、市販薬では第一世代も依然として販売されています。薬剤師に相談し、成分や特徴をよく確認して購入することが大切です。

また、市販薬全般にいえることとして、処方薬に比べて効き目が弱いと思われがちですが、規定の量よりも多く服薬すると、効果が出すぎたり、副作用が強く出たりします。説明書をよく読み、決められた用法用量を守って使用することが大切です。

なお、ご自身で蕁麻疹と判断しても、実は別の疾患である場合もあるため、可能であれば、病院を受診して医師の診断を受けるとよいでしょう。

編集部まとめ

編集部まとめ

突然蕁麻疹が現れたときは、可能であれば病院を受診しましょう。特に皮膚症状に加えて息苦しさやめまいなどの症状もみとめられる場合は、アナフィラキシーの可能性があるため、早急な受診が必要です。市販薬で様子をみることになった場合は、説明書をよく読み、決まった用法用量を守って服薬しましょう。塗り薬でも一時的にかゆみを抑えることはできますが、根本的に治療するためには、内服薬の服用が基本です。

参考文献

『蕁麻疹診療ガイドライン 2018』(日本皮膚科学会)

『蕁麻疹(じんましん)/Q&A』(一般社団法人日本アレルギー学会)

『蕁麻疹(じんましん) Q1 – 皮膚科Q&A』(公益社団法人日本皮膚科学会)

配信元: Medical DOC

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