
上白石萌音が、5月26日に都内で行われたフォトエッセー集「Bite! The World 上白石萌音と世界をガブリ!」(集英社刊)メディア向け発売記念取材会に登場。発売を迎えた感想や、連載時の思い出などを語った。
■「MEN’S NON-NO」での連載を書籍化
「Bite! The World 上白石萌音と世界をガブリ!」は、雑誌「MEN’S NON-NO」にて2年半以上にわたって掲載されたグルメ連載を書籍化したもの。新たに書き下ろしたエッセーも加え、延べ28の国と地域の料理を紹介するフォトエッセー集として、5月26日に発売された。
発売を迎えた感想を「本が大好きなので、自分の名前が載った本が出版されるのはこの上ない喜びで、夢を見ているような気持ちです」と率直な思いを明かし、「『拙著』と言うのに憧れていて、拙著拙著と言いながら、心の中では誇らしい気持ちでいっぱいです」とほほ笑んだ。
本作は「MEN’S NON-NO」でのグルメ連載をまとめたものだが、連載時を振り返って「本当に連載が毎回楽しくて、すてきなチームでいろんな料理をみんなで食べてきました。この1冊は私にとって卒業アルバムのような、開くたびに思い出がよみがえってくる大切なものです」とした上で、「今日は一緒に連載を作ったスタッフの皆さんも集まっているので、後で本にサインをしてもらおうと思っています(笑)」と、共に作り上げたスタッフに敬意を示した。
連載用の撮影は概ね2カ月に1度のペースで行われたそうで、「毎回楽しみでしょうがなくて、朝ご飯を抜いてお腹ペコペコの状態でお店に行って、お腹いっぱい食べて、帰ってそのまま寝る。本当に仕事と言っていいのだろうかというくらい幸せな時間でした」と述懐。
■2年半以上にわたる連載で「たくさん書いたなという達成感に包まれています」
お気に入りカットには、連載の初回で訪れた店でメキシコ料理を食べているカットを挙げ、「メキシコは小学生のときに3年間過ごしたことがあって、メキシコ料理は2つ目の“故郷の味”のような思い入れがあります。もともと知っていた大好きなお店でもあったので、そこに来られたうれしさが前面に出ている写真だと思います。洋服もメキシコっぽくて、写真だけ見たら本当にメキシコに行ったかのようなカットなので選びました」と、セレクトした理由を説明した。
なお、今回の書籍には連載以外に新たに書き下ろしたエッセーも収録。エッセーを執筆するにあたっての思いを聞かれると「毎回食事をいただいて、400字くらいのエッセーを書いていたんですけど、すごく難しくて…。書きたいことがあって1000字くらい書いちゃって、それを削る作業だったんですけど、“考える筋肉”が鍛えられたなという感じがしています」と回想し、「いつも悩み過ぎて締め切り当日に滑り込み、みたいな感じで提出していたので申し訳なかったなと…。あっ、締切を過ぎた日もあったんですけど(笑)」と、正直に告白。
それでも無事に上梓し、「こうやって無事1冊にまとまって、たくさん書いたなという達成感に包まれています」と手応えをにじませ、「書き下ろしのエッセーもありますし、(掲載順は)時系列がぐちゃぐちゃなので、私のいろんな髪の長さが入り乱れていまして、並び替えパズルみたいな感じで、ツウの人は楽しんでいただけたら(笑)」と、ちゃめっ気たっぷりにアピールした。
そんな中、“締切を過ぎた日もあった”という告白を受け、何回くらい過ぎてしまったのかと問われると「(編集者のほうを見ながら)3、4回ってことにしておいていいですか?(笑)」と答えて取材陣を笑わせつつ、「私の怠惰によるところです。担当の方から怒られなくて、それが怖くて。何も言われなかったんです…怖かったです」と、怒られなかったからこそ逆に怖かったと打ち明けた。
その上で、記者から「でも、繰り返してしまったんですね」とやんわり詰められると、上白石は「そうですね。すごく反省しています…あれ?怒られてる?(笑) でも、今怒っていただいてありがとうございます」と感謝し、あらためて編集担当に向けて「きっと内心すごく怒っていたと思うんですけど、優しく包み込んでくださって感謝しています。もう二度とこのようなことはないように気を付けます」となぜか謝罪会見のようになってしまい、「ここ絶対すごく使われそう(笑)」と、さすがの“勘の良さ”も見せていた。
◆取材・文=武原堅人(STABLENT)

