素顔非公開の超人気マンガ家の緑乃トモヨシは、実は高校生のユウトくんの叔母である知佳さん。ユウトくんの母麻里さんと父宗太さんは、麻里さんが知佳さんの財産を狙ったことが原因で離婚し今は父子家庭。麻里さんの希望で月に一度面会はしているものの、いつもお金の話題ばかりでユウトくんはうんざりしていました。あるとき、知佳さんのマンションのポストに緑乃トモヨシ宛の脅迫文が投函され、麻里さんの仕業だと思ったユウトくんはこれ以上知佳さん達に迷惑がかからないようマンションの入り口の見張りを始めます。しかし、犯人は別人でした。麻里さんだと決めつけ疑ってしまったことを後悔するユウトくんに、祖母は麻里さんが以前知佳さんやユカさんに酷い態度を取っていたのは寂しさからではないかと話し、もっと麻里さんと話すようアドバイス。その後、麻里さんは知佳さんたちに今までの自分の行いを詫び、緑乃トモヨシの正体が知佳さんだということはこれからも黙っていると誓いました。そこへ現れた宗太さんは、以前アパレルの仕事をしていた麻里さんにジュエリー販売員の仕事を紹介し、麻里さんは興味津々。その様子を見ていた祖母は、映画ヒット記念パーティに出席する知佳さんの服を選んで欲しいと麻里さんに依頼。目立つのが苦手な知佳さんに麻里さんが派手なコーディネートを選ぶのではと心配するユウトくんでしたが、「麻里はファッションに関してはプロだから大丈夫」と宗太さんが太鼓判。ユウトくんは麻里さんが仕事をやめたのは自分のせいではと罪悪感を抱きますが、宗太さんが自分のせいだときっぱり。ユウトさんも宗太さんも、麻里さんが昔のように元気に笑って欲しいと願います。
髪型とメイクと服で別人級に大変身


母がパーティに出席する知佳さんの服をコーディネートをすることになり、ド派手になるのではないかと心配していました。しかし、父の話しでは、以前アパレルで働いていた母はファッションに関してはプロだそう。父は、母のことを話しながら母の好きな仕事を大事にしてあげられなかったことを悔やんでいました。母が仕事をやめたのは僕のせいかもしれないと罪悪感を口にする僕に、父は自分のせいだと断言。仕事というやりがいを失った母にもう一度元気になってもらいたいと願う父。僕も昔のように明るく笑う母に戻って欲しいと強く思いました。
そしてパーティ当日。母が準備した服を見た知佳さんは「この格好、本気デスカ」と激しく動揺。しかし、母は「いいから、黙って着なさい!」と聞く耳を持たず、緑乃トモヨシファンのユカさんも「緑乃先生、がんばって!!」と知佳さんにエールを送ります。

抵抗を諦めた知佳さんは、母にされるがまま。いつもの眼鏡を外し、ヘアメイクを施されてドレスに着替えた知佳さんは、別人のようにキレイでした。変身した知佳さんを見て「ちーちゃん、キレー」「あら、いいじゃない」とマナちゃんもおばあちゃんも大絶賛。あまりの変身ぶりに僕も驚きました。

慣れない格好に戸惑う知佳さんに、母は「仕上げはこれ!」と華やかな毛皮のショールをかけました。「こんな派手なのは無理デス!!」とオロオロする知佳さんに、「主役なんだから華がないと!」とビシッと言う母。

知佳さんが不安いっぱいの顔でユカさんに助けを求める視線を送ると、「思うんですけど、緑乃先生の作品の主役は、読者なんです。いつも、解釈を私たちに投げかけているというか・・」とユカさんが持論を語り出し、「なので、ショールはやめて、このままにしましょう!少し隙があるほうが先生の世界観に合います!」と言ってショールを取りました。ユカさんの言葉に大きく頷く知佳さん。そんな二人を見て「ほんと、オタクって意味わかんない」と楽しそうに笑っていました。

そうこうしているうちに、「緑乃先生、タクシーが来ました・・って、えぇっ!?」ドアを開けたと同時に知佳さんを見て驚く担当さんは、「すごい、素敵じゃないですか!」と感嘆の声をあげ、「先生をお願いしますね」ユカさんは担当さんに知佳さんを託し、タクシーに乗り込む知佳さんをみんなで見送ったのでした。
麻里さんのコーディネートした衣装に着替えた知佳さんはまるで別人!見たこともない緑乃先生の姿・・隠れた才能が開花したのは麻里さんのおかげだと言えますよね!
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

