
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。
今回は東洋経済オンラインで『余命わずかな ようかい(要介護)猫ちゃん』と『毎日をちょっと豊かにする沖縄の黄金言葉』を連載しているアウラさんに注目し、X(旧Twitter)に投稿された『孤独感』をご紹介しよう。
同作は、ある学校に顏を布で覆い隠した女子の転校生がやってくる様子が描かれた一作。以前アウラさんのXに第1話が投稿されると、多くの人の関心を集めて1.3万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者のアウラさんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
■“特殊な目”をしているために顔を布で覆い隠す転校生

ある日、とある学校のひとクラスに昌ヶ谷 透世(あきがや とうせ)という名の転校生がやってくる。彼女の血筋は“特殊な目”をしている一族で、普段から顔を布で覆い隠す習慣があった。
もちろん、透世も例にもれず顏に布をつけており、周りから見れば異様な見た目。透世は担任の先生に指示された席に座ると、前の席の女子・あらいよしかが気さくに「特殊ってどんな目なの?」と声をかけるも…。
読者からは「見た目のインパクトに引きこまれた」「先が気になって仕方ない」といった反響が寄せられていた。
■一人っ子、沖縄出身、ユタ…それぞれが合わさって誕生した『孤独感』

――『孤独感』シリーズを創作したきっかけや理由があればお教えください。
私は沖縄県出身で、沖縄の文化を漫画で描きたくて、参考になるネタを本屋さんで探していました。その時見つけた本に、沖縄のユタ(シャーマンみたいな人)の話が書かれていました。
「目を合わせてその人の歌を聞くと、異界の扉が開いて魂を連れていかれてしまう――そう言われている女性が、実際にいた」という話を読み、「漫画に描きたい」と思いました。
その人がもし学生で、普通に学校に通うなら顔を布で覆っているのかな?そんな想像したところから、黒布を被った主人公が生まれました。
――第1話を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
『孤独感』というタイトルは、コルクマンガ専科で、作家一人ひとりが持っている得意な感情を探す授業を受け、その中で見つけた感情をタイトルにしました。
私は一人っ子ということもあるのか、ずっと「孤独感」を抱えて生きてきたように思います。黒い布を被った少女にその感情を付与し、読んだ人が「孤独感」を強烈に感じるシーンになるよう工夫しました。不思議な少女と、その少女が纏う空気感を味わっていただけると嬉しいです!
――第1話のなかで特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
布を被っているせいで、表情が全く描けないので、別の表現でいろいろと工夫してみました。特に、最後のページにいろいろな感想をいただけた印象があり、自分でも気に入っています!
例えば、「他に話せることないから」のコマでは、風で布が少しなびいて、口だけが見え、背景の空間を大きめにとってるので、異様な感じに見えるのが気に入ってます。
また、最後のコマでは、主人公が少し下を向いた横顔と、空との対比で、感情が浮き出てくるような感じ…が出せていたら嬉しいです。
――2026年の展望や目標をお教えください。
面白い漫画を描けるようになって、世界旅行をしながら、いろいろな国のいろいろな人の価値観を、漫画に描くという夢があります!その為に有名になりたいです(笑)。2026年は、「ジャンプ+」の新人賞で受賞することが目標です!
――読者へメッセージをお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます!!どこかで作品に触れた時にどんな小さなことでも、ご感想いただけると嬉しいです!!
また、20年生きた愛猫ぶぅちゃんを介護する事になって、天国にお見送りするまでのエッセイ漫画『余命わずかな ようかい(要介護)猫ちゃん』が、5月22日にAmazon電子書籍にて発売しました!!
カラーで読みやすい絵柄になってます^_^ 猫好きさん、動物好きさんは是非読んでいただけると嬉しいです!

