
アディジェ川に囲まれるVerona(ヴェローナ)は、市内に約10本の橋が架かっている世界遺産の街です。
その中の一つが1354年~1356年頃に建設されたPonte Scaligero(ポンテ・スカリジェーロ)。
すぐ横にあるお城Castelvecchio(カステルヴェッキオ)と一体で造られました。
この橋が作られたのは交通のためではなく、城から直接川を渡り、城壁の外へ出るための「脱出ルート」として。
赤レンガ造りで3つの大きなアーチを持ち、ギザギザの塔、城壁の通路のような構造をした中世の典型的な軍事建設となっています。
橋と言うより、お城の一部のような感じです。
橋のアーチは約49mあり、14世紀当時は世界最大級。中世の技術としてはかなり高度なものでした。
第二次世界大戦中、徹底するドイツ軍によって橋が爆破されましたが、元の石を回収してほぼ完全に復元したそうです。
橋には四角く開けられた射撃口のようなものがいくつもあり、まるで額縁のように向こうに見える景色を輝かせています。


