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「幽霊でも会いたい」配達先の怪異を描く現役郵便局員→他局から届いた手紙の“重すぎる結末”とは【作者に聞く】

「幽霊でも会いたい」配達先の怪異を描く現役郵便局員→他局から届いた手紙の“重すぎる結末”とは【作者に聞く】

作者・送達ねこさんのもとには同僚たちから体験談が届く
作者・送達ねこさんのもとには同僚たちから体験談が届く / 送達ねこ(@jinjanosandou)

町の隅々まで配達して回る現役郵便局員が、実際の怪異体験を漫画化した「郵便屋が集めた奇談」が話題だ。作者の送達ねこ(@jinjanosandou)さんは、「配達があるので怖がってばかりもいられず、ただただ怪異に出合う郵便局員たちの話です」と語る。読者からも「背筋がゾクッとしたけどめちゃくちゃおもしろい…!」「不思議で怖い話が好き」と好評だ。
W先輩宅の騒霊_P02
W先輩宅の騒霊_P02 / 送達ねこ(@jinjanosandou)
W先輩宅の騒霊_P03
W先輩宅の騒霊_P03 / 送達ねこ(@jinjanosandou)
W先輩宅の騒霊_P04
W先輩宅の騒霊_P04 / 送達ねこ(@jinjanosandou)



同僚の体験談を漫画化するうち、送達ねこさんのもとには他局からも体験談が寄せられるようになった。今回紹介するエピソードも、他局の配達員から届いた1通の長い手紙が発端だ。「やりきれない事件で誰にも話すつもりはなかったけど…」という言葉から始まる手紙には、長く重い物語が綴られていた。

■寄せられる体験談は「怖い」より「幽霊でも会いたい」

怪異現象の体験談について、送達ねこさんは単なる情報提供ではなく「答えの出ない思い」を打ち明けられていると感じているそうだ。

「同僚や知っている人の霊だったりすると、『怖い』というより『言葉を交わしたい』という気持ちが勝りますよね。かつては親しく話したり、笑い合った時間が確かにあるのですから」と語る。

親しい相手なら「幽霊でもいいから会いたい」と思うのは自然な感情であり、怪異現象もかけがえのない体験に変わる。「死は日常にあるのに、全くその後の世界が見えない。不思議な漫画を描く意味は、答えの出ない問いを共有することだと思っています」と、作品に込めた思いを明かしてくれた。

■「なぜ職員が死ぬ」労働の重みを突きつける読者の反響

本作を読んだ読者からは、「W先輩のためにできることは何だったんでしょう?判断が難しいです…」「『生きるための仕事でなぜ職員が病む、なぜ職員が死ぬ』という言葉を読んだとき、涙があふれた」と、切なさに胸を締め付けられる感想が相次いだ。

本作にはほかにも、配達先での不思議な話が多数収録されている。日本のどこかの町でひっそりと起こっている怪異を、ぜひのぞき見してみよう。


取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)

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