
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『手のひらで転がされていたのは私の方。』を紹介する。『気づいたら私…ヒグマでした。』(主婦と生活社刊)でも知られる作者のヒグママさんが、4月27日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2.7万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ヒグママさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■ある日知ってしまった息子の秘密

ヒグママさんの息子は昔から強烈な拒薬(薬の服用や注射を拒むこと)反応を示していた。そのため、ヒグママさんは薬剤師に相談し、飲み物に薬を混ぜることで服用させてきた。
しかしある日、同じようにして薬を服用させたときに息子が「今日は美味しかったから最後まで飲んじゃった」とぽつり。さらに息子は、「下に入ってる薬は残すつもりだったのに」と語る。この発言によって、ヒグママさんは手のひらで転がされていたことを知るのだった…。
この息子との思わぬエピソードを読んだ人たちからは、「恐ろしい才能だ…」「じゃあ今までの薬は…」「謎の違和感があるのかな」など、多くのコメントが寄せられている。
■「全てを見透かした上で行動していた息子に衝撃を受けるところです」作者・ヒグママさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作では、息子ちゃんの思わぬ言葉が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
まだまだ疑うことを知らない純粋な子どもだと思っていたら、全てを見透かした上で行動していた息子に衝撃を受けるところです。何も分かっていなかったのは私の方だった、と理解した時は恐怖を覚えました。
――育児をしているなかで特に強く印象に残っている思い出や言葉があれば、理由と共にお教えください。
よく喋るようになってから、やりとりの複雑性が上がり、面白いことも増えてます。最近だと、息子がしりとりにハマっているのですが、「ん」が最後につく言葉ばかり言うので、すぐに終わってしまいます。ですが、「ママが『ん』から始まる言葉を言えばゲームは続くじゃん」と息子が開き直り、難易度が爆上がりしました。子どもの発想の転換は自由で面白いなと思います。
――今回のほかに、息子ちゃんの行動や言動で賢いと感じたエピソードがあれば、お教えください。
5歳の時に、何の脈絡もなく、「ママとパパが出ていけって言うまで、大人になっても絶対、家を出て行かないから。限界まで居るから。」と言ってきた時はこの歳で実家のメリットに気付けていることに賢さを感じましたね。あと、両親を最大限に活用しようとする意気込みに狂気を感じました。
――今後の展望や目標をお教えください。
少し毛色は変わるのですが、私が去年から認知科学コーチングを受けており、その体験をエッセイ漫画で共有できたらと考えています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
私の日々を温かく見守ってくださる方々には感謝しかないです。もはや親族だと思っています。また、私の投稿をきっかけとして、個人のおもしろエピソードをコメントで教えてもらえることも楽しいです。

