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自己免疫疾患「原田病」を疑う”目と耳の症状”はご存じですか?原因も医師が解説!

自己免疫疾患「原田病」を疑う”目と耳の症状”はご存じですか?原因も医師が解説!

原田病は主に眼に対して症状が出る自己免疫疾患のひとつです。

かすんで見えにくい・歪んで見えるなどの症状があります。眼以外の部位だと毛髪・皮膚・耳・髄膜などに原田病の症状が出やすいです。

これらの症状の他に前駆症状といって、病気の前触れで現れる症状があります。

診断方法は一般的な眼科検査に加えて、血液検査を含めた全身検査を行います。

今回は原田病の症状について解説しますので、眼になんらかの症状が現れた時に参考にしてください。

※この記事はメディカルドックにて『「原田病」の症状・治療法・治療期間はご存知ですか?【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

郷 正憲

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)

徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

原田病の原因や症状

疑問

原田病はどのような病気ですか?

原田病はベーチェット病・サルコイドーシスと同様に頻度の高いぶどう膜炎の一種です。メラニン色素をつくる細胞に対する自己免疫疾患の一つに数えられます。ぶどう膜炎を発症して網膜が正常の位置から浮き上がり、視力が低下してしまいます。自己免疫疾患とは外から体内に侵入した異物に対して攻撃し身体を守る免疫が、誤って身体の正常な細胞を攻撃してしまう病気です。
メラニンを作る細胞は全身にありますが、特に多い眼・毛髪・皮膚・耳・髄膜などに症状がよく出るのが原田病です。また原田病は黄色人種に多いとされていて、白人人種に少ないといわれています。

原田病の原因を教えてください。

メラニン色素を作る細胞に対する自己免疫疾患が原因とされています。自己免疫疾患とは外から体内に入ってきた異物・ウイルスに対して攻撃し身体を守る免疫が、何らかの原因により誤って体内の正常な細胞を攻撃してしまう病気のことをいいます。
体内に元から存在する正常な物質でもウイルス・紫外線・薬などの環境要因によって変化すると免疫が誤認識を起こし攻撃されることや、外からの異物が体内に存在する物質と似ていると見分けがつかなくなり攻撃してしまうということもあるようです。自己免疫疾患の発症の原因はいまだに完全には解明されていません。

原田病の症状を教えてください。

原田病の症状は主に眼の症状が多いです。かすんで見えにくくなる・ものが歪んで見えるなどがあります。メラニン色素をつくる細胞が全身に分布しているため眼だけではなく、耳などでも症状が見られます。
内耳で炎症が起き、それに伴い感音性難聴・耳鳴りなどの症状が見られることがあり、発症初期段階はこれらの症状が多く見られるようです。初期の症状が良くなった後でも再発する可能性があり、ぶどう膜炎・視力の低下・皮膚症状などが見られることがあります。原田病が起こる前駆症状として、風邪の症状・めまい・頭皮のピリピリ感・全身の倦怠感などが挙げられます。

編集部まとめ

女性医師

原田病は視力低下をもたらすことがある病気です。

いかに治療を早く開始できるかが最終的な視力に関わってくるので、原田病のような症状が出たら受診するように心がけましょう。

前駆症状がある場合がありますが、必ずしも症状が出るとは限りません。前駆症状がない場合でも原田病と診断されることがあります。

治療方法はステロイドを使用したもので、一般的に副作用が辛いといわれている治療方法です。糖尿病・高血圧・消化性潰瘍・骨粗鬆症などの副作用があるといわれています。

辛く大変な治療法ではありますが、長期化・再発しないようにするためには必要です。

ご自身の判断で止めたりしないように注意しましょう。

参考文献

フォークト―小柳―原田病(日本眼科学会)

原田病(済生会)

配信元: Medical DOC

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