最下位ドラゴンズの逆襲成るか 2位ヤクルトは正念場 真中満・川上憲伸・五十嵐亮太がセ・パ交流戦のカギを解説

最下位ドラゴンズの逆襲成るか 2位ヤクルトは正念場 真中満・川上憲伸・五十嵐亮太がセ・パ交流戦のカギを解説

五十嵐亮太・真中満・川上憲伸
五十嵐亮太・真中満・川上憲伸 / 撮影=鈴木康道

5月26日に開幕したプロ野球「日本生命セ・パ交流戦2026」の全18日程を、全国無料の放送局「BS10」が無料生中継を実施する。WEBザテレビジョンでは野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(毎週月曜夜10:00-11:00、BS10)にゲスト出演した真中満、川上憲伸、五十嵐亮太へインタビューを実施。2026年の交流戦における注目ポイントと、古巣である東京ヤクルトスワローズ、中日ドラゴンズへの分析を聞いた。

■セ・リーグ監督は毎回悩むDHでの起用選手

――今年の交流戦、3人はセ・パの対決をどう分析していますか?

真中:この交流戦を経て、リーグの順位変動がけっこうあるんですよね。今元気のないチームが巻き返したり、もしくは上位を走っているチームが一気に落ちるという可能性もあります。ファンの皆さんは嬉しかったり、苦しかったり色々あると思いますが、そこが一つ大きな見どころではありますよね。

五十嵐:2025年は上位6チームがパ・リーグだったので、セ・リーグはその悔しさを2026年の交流戦で晴らしてもらいたいですね。2027年からセ・リーグもDH制になるから、パ・リーグの投手が打席に立つのはこの交流戦が最後になるというのもあります。思いっきり結果を残してもらいたい。NPBでの打席はこれが最後だと思うと気持ちも変わってくるでしょうし、僕はパ・リーグの投手が打席に入ったときの気合に注目しています。

川上:それでいうと、毎年セ・リーグの監督はDHの使い方が難しいところなんですよね。

真中:普段、DHがいないからね。

川上:だから代打の一番いい人をDHに使うパターンが多いと思いますが、そこがうまくハマるか、逆のほうに行ってしまうか。

■最下位のドラゴンズ、パ・リーグ相手に流れを変えたい

――真中さん、五十嵐さんの古巣ヤクルトは下馬評を覆しての2位で交流戦に突入します。

真中:この交流戦の入り方は非常に大事ですね。初戦が好調の西武なので、この3連戦がヤクルトにとってはキモと言いますか、どう戦うかで交流戦の流れが変わってくる気がします。

五十嵐:ペナントレース開幕前は、解説者のほとんどがヤクルトは最下位予想でしたよね?

真中:そうだね。

五十嵐:そんな中で今2位にいるので。西武も同じくそうですよね。上位に挙げている解説者はいなかったこの2チームがいきなり交流戦で当たるってなると、どういった戦い方をするのか見ものです。冷静に見ると、お互いピッチャーがいいんですよ。やっぱり計算ができるピッチャーがいるのは強い。

バッティングで言ったら、ヤクルトはそこまで長打が出るわけではないけど、しっかり足を絡めてビッグイニングを作れる。西武は打線の軸がしっかりしている。この2チームは交流戦でも大きく順位がズレないんじゃないのかなと思います。とは言え、予想を覆したのが今の前半戦なので、どうなるのかはやっぱり分からない。楽しみにしています。

真中:川上さんのドラゴンズはどうですか?

川上:ドラゴンズはセ・リーグ同士では本当に良くなかったので、ここでパ・リーグ相手に流れを一気に変えてほしい。

真中:きっかけになりそうな選手でいうと?

川上:それが、見当たらないんですよ。流れを変えてくれるような選手が不在で。好調な人が出てきたと思ったケガになってしまうとか。どん底のどん底です。だけどファームから石川昂弥が上がってきています。パ・リーグ相手に活躍できればレギュラーを獲って、チームも勝っていくっていう可能性があるんじゃないかと思います。

真中:ちょっと川上さん、最後のほう声が小さくなっていましたけど(笑)。

川上:堂々と言えないんですよ。今チームは本当に大変なんですから。爽やかですね、お二人は(笑)。

五十嵐:でも、正直交流戦は怖いことは怖いですよね。僕がいたときはホークスが強くて。あっちの選手は交流戦になるとウキウキしてるんですよ。だからセ・リーグは本当に頑張らないとダメです。ちょっと悔しすぎます。

■長打を持つチームは球場改修の恩恵が大きい

――3人ともキャリアの途中、2005年から交流戦が導入されました。交流戦が入ったことで気持ちの変化、ペナントレースへの影響はありましたか?

真中:やっぱりパ・リーグとはほとんど対戦することがなかったので、試合も、普段やらない球場への遠征も、すごく新鮮な気持ちでした。ただ、最初は36試合あったんですよね。ホームとビジターの両方を3試合ずつやって、長いなっていう印象でした。

五十嵐:まあでも、僕らの場合は急でしたけど、今の選手は慣れていますから。大きく意識が変わることはないだろうと思いますが、セ・リーグの打者は来年からのDH制に向けて、多少意識はするかもしれませんね。

川上:36試合は長かったから、セ・リーグ同士に戻ったときは「久しぶり!」みたいな感じで。一度リセットできる感じが良かったというのはあります。あと、特にピッチャーからすると、セ・リーグの球場は狭いというイメージがあったので、パ・リーグの球場に行くと広さを感じて伸び伸びできたなと。セ・リーグ相手だともう読まれているんじゃないかと思うけど、パ・リーグなら「知らねえだろ、俺のことなんか」って、ゼロからスタートできるので、それも良かったですね。

五十嵐:そんなことはない(笑)。

真中:川上憲伸だよ、みんな知っているよ(笑)。

五十嵐:球場の話で言えば、今年、改修で狭くなったところが多いじゃないですか。ホームランの数も変わってくると思うので、狭くなったことに対して恩恵を受けられるチームとそうでないチームに分かれそうな気します。

真中:たしかに、長打、ホームランは今回の交流戦での注目ポイントになりそうですね。

◆取材・文=鈴木康道

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