
ディーン・フジオカが主演を務めるドラマ「LOVED ONE」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FODにて配信)の第7話が5月27日に放送。ゲスト出演したお笑いトリオ・ネプチューンの堀内健が見せた演技に反響が寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)
■隠された真実と“生きた証”を解き明かす法医学ヒューマンミステリー
完全オリジナルストーリーとなる本作は、法医学という硬質な題材をとおして、人を思う気持ちや生きていた時間を丁寧にすくいあげ、日本社会に多く存在する“死因不明”の闇に静かに光を当てる新感覚の法医学ヒューマンミステリー。厚生労働省主導で新設された法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」が、遺された痕跡を手掛かりに、隠された真実とその人が生きた証を解き明かしていく。
“LOVED ONE”とは、法医学者が遺体にささげる込められた言葉で、“亡くなった人”ではなく、かつて“誰かに愛されていた存在”として呼ぶための名。
ディーンが演じるのは、MEJに招へいされた、アメリカでメディカルイグザミナーとして数多くの検視を担当してきた変わり者の天才法医学者・水沢真澄。そして真澄のバディとなる、MEJのセンター長で、崖っぷちのエリート官僚・桐生麻帆を瀧内公美が務める。
ほか、MEJメンバーとして、死後画像診断専門の法医学者・本田雅人役で八木勇征、臨床法医学専門の法医学者・高森蓮介役で綱啓永、法歯学・骨学専門の法医学者・松原涼音役で安斉星来、検査技師・吉本由季子役で川床明日香が出演。
■人気タレントが不自然な転落死を遂げ、真澄たちが調べる
第7話でMEJのもとにきた依頼は、人気バラエティー番組のMCを務めるタレント・天城耕一(堀内)の鑑定。20周年を迎える番組の祝賀会が行われていた夜、その会場となったテレビ局の屋上から天城は転落死を遂げたという。
現場に駆け付けた真澄は、飛び降りたと思われる場所の高さを考えると、出血量や外傷が少なく、転落死だとすれば「矛盾します」と見立てた。解剖の結果は、外傷性ショックに間違いはないが、まるで体の内部だけが転落したかのような状態だった。
第一発見者で、天城と苦楽を共にしてきた番組の演出家・武藤和彦(丸山智己)は、天城が亡くなる直前に「もう限界なんだ」と言っていたと証言。そのほか、天城のマネージャーであり妻の由香(占部房子)に見せてもらったスケジュール帳など、真澄たちは真相を突き止める“ピース”を集めていった。
■真澄たちが突き止めた不自然な転落死の真相
鍵のひとつとなったのは、頭部にあった古い骨折痕。5年前、天城は番組関係者が起こした照明の転倒事故で頭部を強く打っていた。当時、番組存続の危機があったため、天城自身が骨折したことは武藤をはじめ周囲に隠していた。だが、その影響で、外傷性てんかんを患い、発作をおこさないために番組前に抗てんかん薬を服用していた。
事件があった日、武藤と話しているときに屋外照明の強い光によって発作を起こした天城。それを知らない武藤は、番組が終わるかもしれない不安でいらだって天城の肩に手を掛けると、意識喪失していた天城はそのまま階段から転落した。
天城が死んだと思いこんだ武藤は、とっさに祝賀会参加者から隠すため、天城を近くにあった局の備品であるスーツケースに押し込んで屋上へと運んだ。ところが、そこで意識を取り戻した天城がもがいたため、スーツケースごと落下してしまったのだった。
■ホリケンの演技力に称賛
てんかんが明らかになれば、その原因も突き止められる可能性がある。そうすると番組にも調査が入る。そのため妻以外には知らせずに、てんかん発作のパターンとその対応のために徹底した時間管理をしてきた天城。しかし、発作の回数が増えてきて、体力も限界に近づいていた。武藤に明かした「もう限界なんだ」という言葉は、それに由来していた。
責任感が強い武藤が自分の状態を知れば番組を終わらせようとするはず。心配する由香に、天城は「あと少しだけ。20年…やっぱり武藤さんにも花持たせてやりたいから。無名時代から2人で一緒に作ってきた番組だし、正念場なんだよ」と語り、20周年を迎えるまで頑張っていたのだ。
回想シーンでの天城と武藤が懸命に番組を盛り上げようとしてきたやり取り。そして、限界が近づいて、とうとう武藤に弱音を吐いたシーン。盟友を大切に思う天城を演じた堀内の繊細な演技が光った。ホリケンという愛称で親しまれている堀内はお笑い番組やバラエティー番組での突飛な行動で笑わせてくれるが、今回のシリアスさをたたえた演技と優しい雰囲気を醸し出す演技で俳優としての力を見せた。
SNSには、いつもとのギャップに驚く声もあり、「繊細な演技に感動」「ホリケンの抑えた演技よかった」「ホリケン渋いいい演技するなぁ」「ホリケン味ある芝居するね」と称賛が寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

