
女優の山下美月が5月29日、都内で開催された舞台「成瀬は天下を取りにいく」記者会見に、藤野涼子、山崎静代、ISSEI、天宮良、田畑智子、演出のG2とともに出席。久しぶりとなる舞台出演への意気込みを語った。
■舞台「成瀬は天下を取りにいく」
舞台版「成瀬は天下を取りにいく」は、主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了し、2024年の「本屋大賞」はじめ数多くの文学賞を受賞した宮島未奈のデビュー作「成瀬は天下を取りにいく」(新潮文庫刊)と続編「成瀬は信じた道をいく」(新潮社刊)をもとに構成。
シリーズ累計発行部数210万部を突破する大人気作は、周囲におもねることなく自由に生きる成瀬あかりの姿や、成瀬に影響を受けて新しい生き方を見つけていく人々の姿を生き生きと描き、滋賀県大津市を舞台にした新たな青春小説として、世代を超えた多くの読者の心を捉えている。
成瀬あかり役には、本作が初の舞台単独主演となる山下。その他、あかりの親友・島崎みゆき役に藤野、成瀬のバイト先のクレーマー・呉間言実役を山崎、成瀬を気にかける広島県の男子高校生・西浦航一郎役を ISSEI、あかりの父・成瀬慶彦役を天宮、そしてあかりの母・成瀬美貴子役を田畑が務め、個性あふれる登場人物たちが、舞台を彩る。脚本・演出にはミュージカル「SPY×FAMILY」、「有頂天家族」など数々の人気原作の舞台・演出を担当しているG2が務める。
■山下美月、初の舞台単独主演
山下は初の舞台単独主演で、久しぶりの舞台出演。今の心境を山下は「私自身、本当に久々に舞台に立たせていただくので、ゼロからのスタートだと思ってこの舞台は挑みたいです」と告白。「確実に言えるのは、10代のときに舞台に立たせていただいていたときよりも絶対にお芝居のことが大好きになっているので、本当に久々に舞台に立てることがすごく楽しみです」と声を弾ませ「もちろん楽しみという気持ちだけではダメだとわかっているんですけど、原作を読んだときに絶対に自分にとって宝物のような役になるだろうなって想像がついたので、全力でやり切るしかないなと思っています」と意気込んだ。
また、山下は「原作を読ませていただいて、成瀬は奇想天外な行動も多くて、これをどう舞台化するんだろう?と思いましたし、会話劇といいますか、短いエピソードが重なってできている1冊なので、これを舞台にしたときにどう表現するんだろうかって」ともコメント。
続けて「何より、私自身が成瀬のかっこよさとか天才な部分をどう表現できるんだろうかと本当にいろいろなことを考えた」と吐露し「演出がG2さんということで、たぶん全部解決してくださるんだろうなって(笑)。もちろん自分もがんばりつつ、たくさん教えていただいて、いい舞台を作りたいなと思いました」と語った。

■山下美月、学生役への意気込み
学生役を演じることについて山下は「成瀬シリーズは中学生、高校生、大学生まで描かれているので、さっきもこの会見が始まる前に3人(山下、藤野、ISSEI)で『中学生役ちょっと厳しいかな?』みたいな話もしたりしつつ。でも舞台なので、ちょっと遠目から見ればいけるかな?と思ったりとかしてる」と笑顔。
成瀬の役柄はあまり年齢が関係ないと思うと続け「たぶん幼少期から成瀬あかりのキャラクターとして芯が強くこのままで育ったんだろうなと想像できるので、若いということにとらわれすぎず、自分たちの青春を楽しみたいな、という意気込みでいます」と語った。
◆取材・文=朝日奈風果


