キャンプの荷物を減らしたい!ファミリーキャンプで使える賢いミニマム術

キャンプの荷物を減らしたい!ファミリーキャンプで使える賢いミニマム術

3.サイトまでの運搬を効率化する

荷物が多いと感じるのは、その量そのものよりも、運搬の大変さによるところが大きい。キャンプ場に着いてからサイトまでの移動は、ファミリーキャンプで最も体力を使う場面のひとつだ。だからこそ、運搬手段を工夫して負担を減らすことが大切だ。

キャンプの荷物を減らしたい!ファミリーキャンプで使える賢いミニマム術
コールマン「アウトドアワゴン(レッド)」 出典:コールマン

まず定番はキャリーワゴン。「コールマン アウトドアワゴン」は耐荷重100kgで、テントやタープ、クーラーボックスなどをまとめて運べる。大型タイヤは芝や砂利道に強く、折りたたみ式なので車載時もかさばらない。

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DOD「フォールディングキャリーワゴン」 出典:DOD

もうひとつの選択肢が「DOD フォールディングキャリーワゴン」。タイヤ幅が広く、砂地や未舗装路でも安定感があり、荷崩れ防止ベルトやサイドポケットなど実用的な装備がそろっている。積載量や安定性を重視するなら頼もしい存在だ。

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サンワダイレクト「キャリーカート&アウトドアテーブル」 出典:サンワダイレクト

さらに目先を変えた選択肢として、「サンワダイレクト キャリーカート&アウトドアテーブル」も面白い。荷物運搬用の台車として使えるうえ、現地ではそのままテーブルに早変わりする2WAY仕様だ。
耐荷重は約100kg、14cm径の大型キャスターは未舗装路にも対応。折りたためば厚さ約10cmになり、車載の隙間にも収まる。

こうした運搬手段をサイトや地形に合わせて使い分ければ、設営前に体力を削られることなく、余裕を持ってキャンプを始められる。

4.現地サービスを活用する

荷物を減らす一番の近道は、そもそも持って行かないことだ。最近のキャンプ場はレンタルや売店が充実しており、必要なものを現地でそろえることができる。
テントやタープ、BBQコンロといった大型ギアから、チェアや調理器具、寝具まで貸し出してくれる施設も少なくない。

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PICA富士西湖

例えば、関東近郊の「PICA富士西湖」ではテント、タープからランタン、調理用具までレンタル可能。ビギナー向けの「キャンプスタートパック」もおすすめだ。

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北軽井沢スウィートグラス

さらに、群馬県の「北軽井沢スウィートグラス」もレンタルが充実しており、テントやタープ、ダッチオーブンなどを借りられる。手間のかかる大型ギアを現地でそろえられるのは大きな魅力だ。

また、最近はキャンプ場内にミニショップを併設している場所も多い。氷や薪はもちろん、忘れ物が多いカトラリーや調味料、着火剤なども現地で調達できるので、事前の荷造りを軽くできる。

但し、何をレンタルできるか、そして何を現地で購入できるかはキャンプ場ごとに異なる。利用当日に「あれも借りられると思っていたのに」とならないよう、公式サイトや電話で事前に確認しておくことが大切だ。

配信元: GARVY PLUS

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