
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「マンガボックス」で連載中の漫画『あおのたつき』(マンガボックス刊)より、『親子猫』を紹介する。作者の安達智さんが、4月20日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、安達智さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■抱っこを巡る、人間と猫の攻防戦…!?

子をほしがっていた遊女・玉鶴のもとにやってきた黒猫のこまり。禿(遊女見習い)のこうめは、こまりを抱こうと追いかけるが、いつも逃げられてしまう。それを見た玉鶴は、「こまりを抱かせてやろう」とこまりを呼んだ。こまりは、こうめの視線に気づくとそっぽを向く。その先には、玉鶴が大事にしている人形があった。
思うところがあるのか、人形に前足を振り上げたこまり。「やめとくれえ」という玉鶴を見てその足を下ろすが、こうめが「ほら抱っこだ」と声をかけると、人形を叩き落としてしまった。そんなこまりのようすに玉鶴は、「今日のところは諦めな」とこうめに伝える。その夜、客の相手をする玉鶴。彼女の膝の上にはこまりが眠っていて…。
この愛らしい家族のエピソードを読んだ人たちからは、「幸せな時間だ」「こまりが猫らし過ぎて好き」「気まぐれとかわいさが完璧」など、多くのコメントが寄せられている。
■「自分は犬を飼っていて猫と暮らしたことがないのですが…」作者・安達智さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本エピソードのお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
マンガボックスで連載中の拙作『あおのたつき』で、玉鶴とこまりが登場する『芥子坊主』という回が人気だったので、その前日譚となる短編を描いたら読者さんに喜んでいただけるかなと思いました。
――本エピソードでは、玉鶴とこまりの関係や絆が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
猫のこまりは玉鶴が大事にしている人形にずっと嫉妬する気持ちがあったと思うので、改めてその心境をちゃんと描いてあげれたかなと思います。
――本エピソードで特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
自分は犬を飼っていて猫と暮らしたことがないのですが、こまりが玉鶴の人形をかわいがっている場面を思い出す表情はかわいく描けたかなと思っています。でも、もっとイラつかせても良かったかもしれません。
――ストーリーやキャラクターデザイン、エピソードなどを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
時代が変わっても人の心は地続きだと感じます。身近な誰かを見ているような気持ちになれるキャラクターを描けたらいいなと思います。
――今後の展望や目標をお教えください。
読者の皆さんが、好きなキャラひとりひとりに会いに来れるような気持ちになれる創作がしたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
『あおのたつき』の連載は、ついにあおが探し続けていた妹「おコウ」のエピソードに入りました。一旦離れてしまった読者さんも、途中からでいいのでまた集合してもらえたら嬉しいです(笑)。

