
元・テレビ東京のプロデューサーで、現在はフリーのテレビマン・佐久間宣行氏がパーソナリティを務める「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が5月13日に生放送された。この日も、黒のTシャツ姿で登場した佐久間氏は、「機動警察パトレイバー」についてのトークを展開。
■「クリエイター主導のメディアミックスを初めてやったプロジェクト」
冒頭から映画トークで盛り上がる中、佐久間氏は「最近気になってるエンタメというか、これは触れときたいんですけど」と切り出すと、「『機動警察パトレイバー』っていうアニメ・漫画がありまして。私の大好きな作品なんですけど。ゆうきまさみ先生による32年ぶりの完全新作読み切りが公開されるということで」と歓喜する。
続けて、「とんでもないですよ。32年前って、俺が中学とかのときに連載してたわけ。中学のときに連載してた漫画って何かって言ったら、『SLAM DUNK』とかですよ。だから、『SLAM DUNK』が完全新作やるみたいなものだからね」と、その歴史的衝撃を同年代の超ヒット作に例えて力説。「2026年5月18日発売の『週刊スピリッツ』25号ということで。さすがに『(週刊少年)サンデー』ではないんですね」と笑いを交えながら告知した。
続いて、「いつも鼻息荒く語る『パトレイバー』、これ伝説の作品なんですけど、わかってる人とわかってない人がいらっしゃって。改めて何がすごいのかっていうのを言うと」と前置きし、「クリエイター主導のメディアミックスを初めてやったプロジェクトなんですよ」と解説。
さらに「ヘッドギア(HEADGEAR)って言われているクリエイター、漫画をゆうきまさみさん、アニメを押井守監督、キャラクターデザインの高田明美さん、脚本の伊藤和典さん、メカのデザインをやってる出渕裕さん。今回の完全新作の『機動警察パトレイバーEZY』の監督は出渕さんなんですけど」と錚々たるメンバーを紹介し、「そのクリエイター5人がヘッドギアっていう集団を組んで、漫画とアニメと全部同時並行で始まったんですよ。だから、漫画があたってアニメ化したとかじゃないのよ」と当時の画期的なシステムを熱弁する。
■「同時にやって、同時に全部あたったっていう作品」
そして「同時にやって、同時に全部あたったっていう作品なの。これ、すごくない?」と興奮気味に語る佐久間氏は、「そのあと劇場版が作られたんだけど、劇場版があまりに面白くて、“日本アニメ史上不朽の傑作”って言われてるっていう」と作品の評価の高さを紹介した。
また、映画版の先見性について「その中で、劇場版『パトレイバー』の1は、30何年前の作品なのに、意図的に仕掛けられたコンピューターウイルスでレイバーロボット、作業用ロボットが暴走して警視庁が食い止めなきゃいけないっていうSFをやって。今でも通用する世界観っていう。まださ、パソコンもそんなに普及してない中、あの近未来を描いたんだよ」と絶賛。「だから、未来予測もすごいし、SFものとしても素晴らしい。ロボットアニメとしても新機軸っていう素晴らしい作品なんですね。なのでぜひ、今読んでも面白いです」とリスナーへ強く推薦した。
最後に、「でね、『パトレイバー』の新作の漫画も楽しみなんだけど、完全リブートした新作のアニメもやってるんですよ。それも僕、観ました。で、推薦コメントも書いたんですけど、これもおすすめです。ちゃんと面白い傑作になっているので、お楽しみに」と、自身も一足早く鑑賞したという全3章構成で劇場公開されている新作アニメ「機動警察パトレイバー EZY」にも太鼓判を押していた。
番組終了後のイチナナ限定アフタートークでは、本編に引き続き、「第70回岸田國士戯曲賞」の授賞式などの話題で盛り上がっていた。なお、同ラジオはライブ配信アプリ・17LIVE(イチナナ)でも同時生配信され、生配信では番組収録の映像やリスナーからのリアルタイムでのコメントに加え、本編放送後のイチナナ限定アフタートークも配信されている。

