介護をしていると、「どうしてこんなことが起こるの?」と戸惑う場面に出合うことも。昨日まで普通にできていたことが急にできなくなったり、思いも寄らない行動に驚かされたり――。そんな日常の中で、介護者が悩んだり、思わず苦笑いしてしまったりする瞬間は少なくありません。そんな介護の現場で実際に多く聞かれる「あるある」なお悩みを、4コママンガ形式で紹介します。
昨日と同じ服!?




母が服を選ぶときは、かなり時間がかかります。タンスの前で真剣に悩み、何枚も服を取り出して考え込むのです。
ようやく決まったと思ったら、着ている服は昨日と同じもの。「それ昨日も着てたよ」と言うと、「そうだっけ?」と母は少し驚いた顔。服選びは、母にとって毎日の大仕事です。
【医師からのアドバイス】高齢者が服選びに時間がかかったり、前日と同じ服を選んでいることに気付かなかったりする背景には、加齢に伴う記憶力や判断力の変化が関係している場合があります。本人にとっては「今日の服を選んだ」という感覚でも、前日に着たかどうかを思い出しにくくなっていることがあります。 「昨日も着ていたよ」と強く指摘すると、不安や恥ずかしさにつながることもあるため、「この服、気に入っているんだね」「今日は別の色にしてみる?」など、選ぶ楽しさを残した声かけが大切です。服の数を少し減らす、上下の組み合わせをあらかじめ用意するなど、迷いにくい環境を整えるのもよいでしょう。 同じ服を何日も着続ける、季節に合わない服を選ぶ、着替え自体が難しくなってきたなどの変化が続く場合は、認知機能の低下や体調不良が隠れていることもあります。気になるときは、かかりつけ医や地域包括支援センターに相談しましょう。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部、AI生成画像を使用しています。
著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

