介護の仕事に疲れた時に読むコラム 番外編 転職Q&A もう迷わない!あなたの不安を自信に変える  履歴書・面接もこれで完璧! 転職活動Q&A

介護の仕事に疲れた時に読むコラム 番外編 転職Q&A もう迷わない!あなたの不安を自信に変える 履歴書・面接もこれで完璧! 転職活動Q&A

このたびは、弊社のコラムシリーズを最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

シリーズを通して、多くの医療・福祉従事者の皆さまの心に寄り添い、キャリアの可能性を広げるお手伝いができれば幸いです。

最終章となる今回は、コラムで触れきれなかった転職活動の具体的な悩みについて、Q&A形式でお答えします。

皆さまが次の一歩を自信を持って踏み出せるよう、履歴書の書き方から面接対策まで、より実践的なヒントをご提供いたします。

Q&Aで解決!転職活動の具体的な悩み

Q1:今の職場への不満を、面接で正直に話しても大丈夫でしょうか?

A:転職理由を話す際に、前職への不満をそのまま伝えてしまうと、「うちでも不満を言ってすぐに辞めるのでは?」と採用担当者にネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。 

大切なのは、その不満を「未来への希望」に言い換えて伝えることです。 

「人間関係が悪い」と感じた場合
→「スタッフ同士が活発に意見交換し、協力し合える環境で、より良い介護サービスを提供したい」。 

「給料が低い」と感じた場合
→「自分のスキルや経験を正当に評価していただける職場で、より高いレベルのサービスを提供したい」。 

「人手不足で忙しすぎる」と感じた場合
→「環境が整ったところで、自分の力を発揮して、より質の高いケアをしたい」。 

このように、ネガティブな転職理由をポジティブな言葉に変換することで、あなたの向上心や責任感をアピールすることができます。

Q2:履歴書や面接で、どのように自分の強みをアピールすれば良いのでしょうか?

A:自己PRで最も重要なことは、単に自分の長所を話すのではなく、応募先の企業の理念を深く理解し、その理念に沿った形で「自分の強みをどのように活かして貢献できるか」を伝えることです。 

そのためには、まずご自身の「自己分析」を徹底することが欠かせません。
これまでの仕事で「楽しかったこと」「辛かったこと」を具体的に振り返ることで、あなたの強みや価値観が見えてきます。 

「介護や看護の仕事で嬉しかったこと」
→患者さんとじっくり向き合えた、チームで困難を乗り越えた、自分の技術で患者さんの回復を助けられたなど。 

「辛かったこと」
→時間に追われて流れ作業になってしまった、人間関係がギスギスしていたなど。 

これらの経験から、あなたが本当に大切にしている「質の高いケア」や「チームワーク」といった価値観が明確になり、それを次の職場でどう活かしたいかを具体的に話すことができます。 

Q3:転職活動は、働きながら進めるべきでしょうか?

A:できる限り、働きながら転職活動を進めることをおすすめします。
在職中の方が、精神的にも経済的にも余裕を持って、じっくりと転職先を探すことができるからです。 
ただし、注意点として、現在の職場の上司や同僚には転職活動をしていることを伏せておくのが無難です。
もし知られてしまうと、人間関係が気まずくなったり、仕事がしづらくなったりする可能性があるからです。 

Q4:転職活動で、入社後のギャップをなくすにはどうすれば良いですか?

A:入社後のギャップは、転職失敗の大きな原因の一つです。
これを防ぐためには、「情報収集」を徹底することが何よりも重要になります。 

・職場見学を積極的に利用する
求人情報だけでは分からない、職場の雰囲気や働く人々の表情を自分の目で確かめることができます。
面接当日に見学を希望することも可能ですので、積極的に申し出てみましょう。 

・複数の転職エージェントに相談する
転職エージェントは、一般には公開されていない「非公開求人」や、職場の内情に関する情報を持っている場合があります。
複数のエージェントを利用することで、より多くの情報や選択肢を比較検討することができます。 

Q5:転職エージェントは、どのようなサポートをしてくれますか?

A:転職エージェントは、転職活動を効率的に、そして成功に導くための強力な味方です。
主なメリットは以下の通りです。 

・自己分析のサポート
あなたのスキルや経験を客観的に評価し、市場価値を明確にする手助けをしてくれます。
自分一人では気づかなかった強みを発見できることもあります。 

・応募書類の添削と面接対策
採用担当者の心に響く履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれます。
また、応募企業に合わせた面接対策も行ってくれるため、書類選考や内定の通過率を高めることができます。 

・給与や入社日の交渉代行
あなたに代わって、企業との給与や入社日などの条件交渉を行ってくれます。
自分では言い出しにくいことでも、プロに任せることでスムーズに交渉を進められます。

Q6:転職を真剣に考え始めるタイミングはいつでしょうか?

A:毎日「辞めたい」と思う日が続いたり、体調やメンタルに不調が出たり、成長感や達成感を全く感じられなくなったりしたら、真剣に転職を検討すべき時です。
仕事への情熱を失い、将来が見えなくなった瞬間は、次のステップに進むためのサインかもしれません。 

Q7:面接で、給与や待遇について質問しても大丈夫でしょうか?

A:最終確認として、労働条件通知書で正確な条件をきちんと確認することは重要です。
給与や待遇について交渉する際は、慎重に、譲れる条件と譲れない条件に分けて行うことが大切です。
安易に条件を低く設定しすぎると、入社後に仕事内容に見合わないと感じて後悔につながる可能性があります。 

Q8:もし、転職後すぐに「失敗した」と感じたら、どうすれば良いですか?

A:すぐに再転職を繰り返すと、「すぐ辞める人」という印象を与え、次の転職に不利になる可能性があります。
まずは、なぜ失敗したと感じるのかを冷静に分析してみましょう。

転職失敗の多くは、情報収集不足や自己分析不足が原因です。

職場に相談しづらい人間関係の悩みは、気のおけない家族や友人、あるいは相談窓口など、第三者に話してみることで気持ちが楽になることもあります。 

Q9:ブランクが長いのですが、転職できますか?

A:雇用側も、ブランクがあって業務を思い出すのに時間がかかることを理解しています。
ブランクがある場合は、教育制度や復職支援制度が充実している職場を選ぶことで、安心して復帰できます。
また、子育て中の方であれば、子育てに理解がある職場や、時短勤務が可能な職場を探すことも大切です。 

Q10:転職の際、複数の企業に応募しても良いのでしょうか?

A:はい、複数の企業に応募することをおすすめします。
複数の企業を比較検討することで、理想的な職場に出会える可能性が高まります。
ただし、無理のないスケジュールで、10社程度を目安に進めることが推奨されます。 

Q11:転職先で「即戦力」を求められてプレッシャーを感じます。

A:転職先の企業によっては、即戦力として期待されるために、入社後に教育体制が不十分だと感じる場合があります。
しかし、このギャップに焦る必要はありません。
わからないことは素直に質問できる人を見つけたり、謙虚な姿勢で臨むことが、新しい職場に馴染むためのコツです。 

Q12:転職活動は、どのくらいの期間をかけるべきですか?

A:転職活動には、一般的に数か月かかるものです。
焦って転職を決めると、入社後に「思っていたのと違う」と後悔するリスクが高まります。
特に在職中の場合は、自己分析や情報収集に時間をかけ、納得のいくまで転職活動を進めることが重要です。

このシリーズが、皆さまが「自分らしいキャリア」を見つけ、輝く未来へと進むための、ささやかながらも確かな一歩となりますよう、心から願っております。


介護の三ツ星コンシェルジュ

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