吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
人生にもう一度『宝地図』を
やりたいこと、叶えたいこと。理想の人生を言語化して、イメージ写真やイラストなどとコラージュしたビジュアルアートである『宝地図』。
望月俊孝さんの著書などで紹介され、自己啓発のツールとして広まりました。
例えば大きなコルクボードに叶えたいことと、そのイメージ写真を貼っていく。
それをいつも見える場所に置いておく。そのボードを見るたびにワクワクし、ポジティブ・スイッチが入る。
それが目標に向かうエネルギーとなり、実現に向かって行動できるようになる。『宝地図』としてまとめることで、自分の理想が整理され、意識と行動を変えるスイッチが入るのです。
娘が小学生の時に、大きなコルクボードに『宝地図』を描きました。
より具体的に書くことが大切です。
例えば「ハワイでイルカと泳ぎたい」「スペインに行ってフラメンコを習いたい」「英語を勉強してアメリカに留学したい」「バレエの発表会で○○を踊りたい」など。
よくこれだけやりたいことがあるなあと思うくらい、ボードいっぱいに夢と写真が貼り付けられました。
そしてその80%は叶えたのです。その行動力がこの『宝地図』から得たものかどうかはわからないですが、作ることには意味があったと思います。
さて、これから先、約束された時間が限られている私にとって、今こそ『宝地図』が必要なのではないかと。
この『宝地図』のことを思い出したのも、自分の無意識からのアラームかもしれません。
まずは体力勝負の事柄が優先順位の上位にきます。
そして、「いつか」「準備ができたら」ではなく、具体的な時期も織り込む必要があるでしょう。
まずは体力のあるうちに、体力勝負の旅行計画から。
この6月にはコロンビアとバハマという旅行は決定ですが、せっかくなのでこの旅行での計画も。
「6月バハマのビミニ諸島でイルカと泳ぐ」
「2027年、〇〇先生のトルコツアー」
「2027年秋、パリ。藤田嗣治の足跡をたどる旅」
「2028年、R子さんのニューヨーク、カーネギーホールのコンサート」
「週一度のパーソナルトレーニングを継続、どれだけ階段を登っても楽勝の筋肉がついた!」
「発声法を体に叩き込み、2028年には『トスカ』のアリアを歌えた!」
「2027年、今、考えているテーマの本を出版した!」
こうして過去形で書くことも大切です。作詞家修行時代に読んだナポレオン・ヒルの『成功哲学』。
分厚い本でしたが、覚えているのはこんな感じの教えのみ。
「未来に叶っていることを常にイメージする」
そうですね、今こそ必要なことでした。人生に、もう一度『宝地図』を。
心から前向きな毎日を、豊かな気持ちで送るために。そして理想を現実にするために。
※記事中の写真はすべてイメージ
[文/吉元由美 構成/grape編集部]

