2025年の世界最人気顔文字は
バイドゥが提供するキーボードアプリ「Simeji」が、10月10日を『顔文字コミュニケーションの日』として制定し、世界16カ国における顔文字利用動向の調査結果を発表しました。その結果、国ごとに異なる顔文字文化が浮き彫りになりました。
世界共通の「困惑顔」が圧倒的人気
調査によると、2025年上半期に世界で最も多く使われた顔文字は「困惑」を表す顔文字でした。世界16カ国中11カ国で第1位を獲得し、まさに世界標準の表現となっています。
この顔文字の魅力は、「困惑・照れ・気まずさ」といった言葉にしづらい感情をやわらかく表現できる点にあります。スペイン語圏では感情を強調する用途で使われ、フランスやイタリアでは皮肉や照れをやわらげるクッション的役割を担っています。ロシアでは虚無感を帯びた重い感情の補強に、インドネシアやタイでは日常的な愚痴や弱音をコミカルに見せる表現として親しまれています。

