
ぜひ読んでおきたいおすすめ漫画を紹介する。今回は、整形した女の子の前に、整形前の自分と同じ顔をした女の子が現れる話。
本作は、モーニング月例賞で「期待賞」を受賞した白梅僚人(@eiichi_manga)さんの「同じ顔の女」。整形した朋美の前に、過去の自分とそっくりな顔をした女の子と出会う。自分らしく生きる彼女の姿を見て「自分はなぜ、彼女のように生きられなかったのか?」と、自身を好きになれなかった自分に問いかける。その答えは?
■「整形前の自分と同じ顔の子が現れたら?」編集者の提案から生まれた物語



容姿に強いコンプレックスを抱えていた朋美。学生時代には見た目のことでいじめを受け、自分自身のことも好きになれなかった。整形によって周囲の反応や自己肯定感が変わっていくなか、大学で“整形前の自分”によく似た女の子・なっちゃんと出会う――。
本作は、「整形で前向きになれた朋美」と、「周囲に何を言われても自分を好きでいるなっちゃん」という対照的な2人を通して、“容姿”や“自己肯定感”を描いた作品だ。作者の白梅僚人さんは、もともと“整形した女の子が主人公”の作品を考えていたそうで、担当編集者から「整形前の自分と同じ顔の人間が現れたらおもしろいのでは?」と提案を受けたことが、現在の物語につながったという。
作品を描くうえで特にこだわったのは、朋美の心理描写だそうで、「自分が経験した苦しみとの共通点を探しながら描きました」と話す白梅さん。「朋美は本当にこう考えるのか、この台詞を言うのかをずっと考えて、違和感があれば何度も描き直しました」と語ってくれた。
一方、“自分のことが大好き”ななっちゃんについては、「常に“カッコよく”見えるよう意識していました」とキャラクターへの思いを明かす。「世間一般の美しさとは違うかもしれませんが、個人的にはずっと『ええやん…』と思いながら描いていました(笑)」と愛着をにじませた。
容姿に悩んだ経験がある人ほど心に刺さる本作「同じ顔の女」。さまざまな“幸せの形”や“自分らしさ”について考えさせられる作品となっている。興味のある人はぜひ読んでみて欲しい。
取材協力:白梅僚人(@eiichi_manga)
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