
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。第21回「風雲!竹田城」の放送を終え、太田垣輝延を演じた中野英雄からコメントが到着した。
■大河ドラマ「豊臣兄弟!」とは…
八津弘幸が脚本を務める本作は、天下一の補佐役とも称される豊臣秀長(仲野)を主人公に、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣秀吉・秀長兄弟の奇跡をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントドラマ。
仲野演じる豊臣秀長の兄・豊臣秀吉を演じるのは池松壮亮。登場時の名は藤吉郎(のちの豊臣秀吉)で、小一郎(のちの豊臣秀長/仲野)の3歳年上。尾張中村の貧しい農家で生まれ育ったが、主君である戦国武将・織田信長の下でメキメキと頭角を現し、ついには天下統一を果たすという役どころだ。
第21回に登場した太田垣輝延(おおたがき・てるのぶ)は、小一郎(仲野)が初めて大将として城攻めを任された、生野銀山を管轄する但馬・竹田城の城主。小一郎の作戦で水の補給路を断たれたことで窮地に立たされるという役どころだ。
■中野英雄「に息子の太賀に導かれて出るなんて夢のような話」
――大河ドラマ初出演についての思いをお聞かせください。
大河ドラマは、何十年も出たくて仕方なかった番組です。そこに息子の太賀に導かれて出るなんて夢のような話なので、お声がけいただいたときは「嬉しい」の一言でした。ただ、一つだけ迷いがあって、それは作品の邪魔をしてしまうのは嫌だな、ということ。“親子共演”を楽しんでくださる方もいらっしゃるでしょうけど、僕が出ることによって、物語に集中できなくなったり、見る方に変な先入観を与えてしまったりしないかと心配で。太賀も、本当は僕が出るのは気が進まないのに、気を遣って言えないのかも?と勘ぐっていたのですが、思い切って話してみたら、いつもと変わらない調子で「やってよ」と言ってくれたので、その言葉に甘えて出演することにしました。
――太田垣輝延を演じるにあたって考えたことは?
太田垣は、小一郎が初めて大将として攻略する竹田城の城主ですから、ある程度インパクトを残さないといけないと思いました。脚本を読んで考えたのは、これまで僕がVシネでやってきたような振り切った“悪役”として演じるか、あるいは少し冷めたような、クールな芝居でいくか、どちらかだなということ。声質や雰囲気をどうすべきか、自分の中でいろいろと考えながら撮影に臨みましたが、現場で監督さんから「低い声で、ガン!と悪そうな感じでいってください」と言ってもらえたので、それを信じてやらせていただきました。
――仲野太賀さんとの共演はいかがでしたか?
小一郎と交わすせりふは一言だったのですが、親子で真剣に見つめ合って芝居をするのはどうしても最初、照れがあって。リハーサルの時はまだ照れが残っていたんですが、本番ではビンビン伝わってくるものがありました。目と目があった瞬間は、息子だなんて全く感じず、太田垣として「このクソガキ!」と思ったくらいです(笑)。お互い一役者として向き合って、きちんと役者同士の対話として芝居ができたことが、すごくうれしかったですね。長年の夢だった大河の現場にいられる感動とあいまって、ちょっと涙が出てきてしまって。監督に「1人で泣きそうです」って言ったら、「今は泣いちゃダメですよ」と返されました(笑)。
――視聴者の方へのメッセージをお願いします。
皆さん、僕が出ていることに気付かずに、小一郎が“天空城”を攻略する姿を楽しんで見てくれていたら、それがいちばん嬉しいです。見終わったところで「えっ、あれ(仲野太賀の)親父だったんだ?」と驚くぐらいがちょうどいいかなと(笑)。
もともと僕は「豊臣兄弟!」というドラマのいちファンです。自分が出演する回の脚本だけは読みましたが、この先の展開は知りたくないので、息子にも聞いていません(笑)。この週の放送が終わったら普通の視聴者に戻って、また皆さんと一緒にドラマを楽しんでいきたいと思います。

