
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、佐久井和春さんが描く『竜に人を食べさせる青年に会いにいく話』をピックアップ。
2026年3月26日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、多くの「いいね」と反響コメントが寄せられた。本記事では、佐久井和春さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■“人を竜のエサにする”と噂の竜科学者は、何を研究しているのか…

19世紀のアメリカ、マサチューセッツ州。この世界では、竜が人間に“管理”されて存在していた。
ある日、竜の見学会に当選したスタイナーは、研究用の竜を保有している竜科学者のエヴァン・キャンベルの家へ招かれることになった。竜に大きな関心を寄せるスタイナーは、見学会を心待ちにしていたのだが、周囲から「竜科学者のエヴァンはヤバい研究に傾倒していて、人を竜のエサにする」という不穏な噂を聞いてしまう。
そして見学会当日、一抹の不安を抱えながらエヴァンの家に向かったスタイナーは、竜が住まう檻の中で衝撃の光景を目撃することになるのだった――。
本作の投稿に読者からは、「ストーリーも絵も迫力ある」「角、牙、爪、そして鱗…細かい描写が綺麗」など竜の作画を絶賛するコメントが多数寄せられた。
■作者・佐久井和春さん「いつかちゃんとした続き物連載にできたら楽しそうだなと」

――『竜に人を食べさせる青年に会いにいく話』が誕生したきっかけや理由などをお聞かせください。
もともと個人創作で描いていた作品「絶滅のための竜科学」を、出張編集部で見てもらったことがきっかけです。より多くの読者に届けられる形にしてみようということで、担当さんからサポートしていただいて読切作品として公開しました。
――本作を描く上で、特に心がけたところ、大切にしたことなどをお教えください。
漫画としての読みやすさです。今まで自己流にしか漫画を描いてこなかったので、初めて作品に触れる人もページをめくりたくなるような内容と画面づくりに特に力を入れました。
――本作の中で、特にお気に入りのシーンを理由と一緒にお教えください。
冒頭の、竜に人を食べさせるシーンです。理知的な上品さと野性的な残虐さという真逆の要素を詰め込んだキャラクターなので、魅力を象徴するようなシーンを描けて楽しかったです。
――X(旧Twitter)のご投稿には、竜の作画を絶賛する読者からのコメントが多数寄せられていました。竜を描くときにはどのような点にこだわって創作されたのでしょうか?
「人間は実際に見たことがあるものにしかリアリティを感じられない」と思っているので、とにかくメジャーな動物をモデルにしました。
メインの竜のデザインは、最も有名な恐竜であるティラノサウルスをベースにしています。竜の動きにもモデルを設定し、従順なシーンではイヌやウマ、獰猛なシーンでは猛禽類や大型ネコ科を参考にしました。
――ブログを拝見すると、作中で触れられていない部分の物語も細かく作り込まれていることがわかります。また、読者からは続きを待望するコメントも見受けられましたが、続編を描くご予定はあるのでしょうか?
追加エピソードや他キャラクターの読切などを、個人創作として公開していく予定です。現時点では直接の続きというより、点で世界観を広げていく形になります。
ただ、それらをひとつの線で繋ぐ構想も持っているので、いつかちゃんとした続き物連載にできたら楽しそうだなと思っています。
――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。
読んでいただきありがとうございます!私自身とても楽しみながら描いていますので、今後の作品も楽しんでいただければ幸いです。

