居酒屋なのにお客が本に没頭?店主のアイデアで実現した“飲み屋+古本屋”に「マジで行きたい」【漫画】

居酒屋なのにお客が本に没頭?店主のアイデアで実現した“飲み屋+古本屋”に「マジで行きたい」【漫画】

本を読まなかった人が古本をきっかけに“読書の魅力”に気づく
本を読まなかった人が古本をきっかけに“読書の魅力”に気づく / ©丸岡九蔵(秋田書店)

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。

今回は2020年から「ミステリーボニータ」(秋田書店)にて連載中で、4月に第5巻が発売された丸岡九蔵さんの『酒処 春來荘日乗(さかどころハライソにちじょう)』をご紹介しよう。

同作は、ワケアリな女店主・お春が営む「酒処 春來荘」を巡る人間模様が描かれた一作。以前丸岡さんのX(旧Twitter)に同作の第53話『古本酒場』が投稿されると、3300以上の「いいね」が寄せられている。そこで作者の丸岡さんに、第53話『古本酒場』を描いたきっかけについて話を伺った。

■飲み屋で古本を販売?
『酒処 春來荘日乗』第53話『古本酒場』(1/16)
『酒処 春來荘日乗』第53話『古本酒場』(1/16) / ©丸岡九蔵(秋田書店)

冬のある日、「古本タンゴ」に訪れたお春は店主のサンゴに挨拶する。そして、お春は気になった本を購入し、サンゴと世間話に。サンゴいわく、ここ最近は天気が悪かったせいで客足が少なかったとのこと。そこでお春のアイデアで酒処 春來荘にタンゴの古本を置くことにして…。読者からは「こんなお店があったらマジで行きたい」「本を読まない人ほど読んでほしい」など様々な反響が寄せられていた。

■作者・丸岡九蔵さん「雑多でごちゃごちゃしてる個人経営の古本屋のほうが好き」
『酒処 春來荘日乗』第53話『古本酒場』(4/16)
『酒処 春來荘日乗』第53話『古本酒場』(4/16) / ©丸岡九蔵(秋田書店)


――『酒処 春來荘日乗』第53話のエピソードを創作したきっかけや理由があればお教えください。

以前に古本屋が出てくる話(第2巻収録第25話)がありまして、再び登場させたいと思い、描きました。本っていいよね~と単純に賛美するのではなく、忙しく働いてなかなか本と出会う余裕のない人が、ふとした時に本に心動かされる瞬間を描きたかったです。

――第53話を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

小ぎれいなチェーン店の古本屋よりも雑多でごちゃごちゃしてる個人経営の古本屋のほうが好きなので、その乱雑さを絵で表わしたいと思って描きました。細かくて時間はかかりましたが描くのは楽しかったです。ちなみに、作中に出てくる書名は全部ある歌手の曲名から採っています。

――2026年4月に同作の第5巻が発売されましたが、『酒処 春來荘日乗』を描きつづけてきて、いま思うことをぜひお聞かせください。

この連載は一話完結形式です。16ページで完結するお話を毎回考えるのは大変でもありますが、その時その時の作者自身の嗜好や思考が如実に反映されているので、バラエティに富んでいて飽きないと思います。コミックスは現在第5巻まで発売中で、1冊につき12~13話収録されています。なかなかお得ですよ!

――読者へメッセージをお願いします。

この『古本酒場』が収録されている『酒処 春來荘日乗』第5巻と、グルメ漫画『〆切明けのうまいメシ』全1巻が同時発売されました。両方とも酒、グルメ、ちょっといい話満載です。ぜひお読みください!

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