3.体調不良の可能性も
猫は本来、ケガや病気になっても、弱みを見せずに隠したがる動物ですが、我慢が限界に達すると、鳴くことで自分の不調を飼い主さんに伝えることがあります。その際は、「アオ―」や「オオー」といった声を上げがちです。
単なる要求鳴きやストレスではなく、上記のような声で愛猫が鳴き始めたら、健康上のトラブルが起こっているせいかもしれません。可能性のある理由としては、関節の痛みや内臓疾患、認知症の疑いなどがあります。
日頃から愛猫の行動、あるいは食欲を含めた体調変化に気を配っていると、問題が深刻化する前に気づきやすくなります。
鳴き止まないなど、少しでも愛猫の健康に不安を感じたら、迷わずにかかりつけの動物病院に連れていってあげてください。
まとめ
猫の行動の変化には必ず理由があります。
今回のテーマ、愛猫がおしゃべりになる背景としては、「要求」、「ストレスや不安」、「体調不良」といった可能性があります。
要求鳴きだった場合は、愛猫のニーズを満たすことが先決です。ただし、本文でも触れたように、要求に応じると極端なワガママになってしまう恐れがあります。
ストレス性のものは状況改善が重要で、体調の変化には日頃のスキンシップときめ細やかな観察が欠かせません。
愛猫の鳴き声の変化は、飼い主さんにとって大切な情報です。いち早くその兆しに気づき、要因を見極めたうえで、適切に対応するように努めてみてください。

