博多華丸・大吉、開いた口が塞がらない… 人工毛髪で自然な風合いを実現するための細かすぎる工夫<大人もハマる神授業>

博多華丸・大吉、開いた口が塞がらない… 人工毛髪で自然な風合いを実現するための細かすぎる工夫<大人もハマる神授業>

「華丸大吉が行く!大人もハマる神授業」
「華丸大吉が行く!大人もハマる神授業」 / (C)BSフジ

博多華丸・大吉が最新知識を持った学者や研究者、専門家からさまざまなことを学ぶ“シン教育バラエティー”「華丸大吉が行く!大人もハマる神授業」(毎週金曜夜10:00-10:55、BSフジ)。10月10日(金)夜10時からは2週連続で、「超リアル!人工毛髪学」を放送する。前編となる10日(金)では人工毛髪の品質に関する進化と、約10万本におよぶウィッグへの植毛技術を目の当たりにした2人が目を丸くして驚く。

■髪に「あんまり悩みがない」コンビがアデランスへ

番組冒頭、「お互いね、実は髪の毛…あんまり悩みがないコンビなんで」と博多大吉。ただ同世代の芸人には「名前は出しませんけど、いろんな芸人さんの期待を背負って…今週、来週、勉強しましょう」と今回にかける気合いを見せた。

訪れた新宿3丁目にあるアデランスのビルで出迎えてくれたのは、同社の執行役員で今回の“神ティーチャー”でもある千葉さん。美容師のコンテストで世界一を獲得した経歴を持ち、ウィッグの開発にも多く携わってきたという毛髪のプロだ。

昔は男性用のウィッグを取り扱う店があまりなかったため、根本信男氏が男性用ウィッグを中心に据える形でアデランスを創業。現在は女性用のウィッグも開発をおこなっており、色
・長さも多種多様な製品を取り揃えているという。

そんななか、大吉が「かつらってあるじゃないですか。あとウィッグってあるじゃないですか。…一緒って考えてもいいですか?」と質問。これに千葉さんは言葉としては同義としながらも、イメージの問題もあって「アデランスはかなり昔から“ウィッグ”」と呼んでいると明かす。

どうしても「かつら」というとギャグテイストの漫画などで「おもしろアイテム」として扱われてきたことが多かったのと同時に、同社が早くから海外展開をおこなっていたことも「ウィッグ」という英語の名称が定着した理由なのだとか。

■細い髪の毛に込められた無数の技術

オーダーメイドウィッグの制作工程は、実に多くのステップを踏む。まずは頭の形を3Dスキャナーで正確に読み取り、海外の工場で“ベースキャップ”を作成。人それぞれ違う頭の形にフィットする形でなければ、どうしても違和感を感じやすいからだ。

ベースキャップをもとに頭にかぶるときに使うネットを形成し、そこに人工毛髪を植毛していく。実際にできあがったウィッグをかぶったモデルさんが登場すると、その自然な変貌ぶりに2人は開いた口がふさがらない。

1カ月の連続装着も可能で、装着感も軽快。かゆければ頭をかくのもOK、トニックをつけると浸透して爽快感を味わうこともできるという。装着したまま水泳もでき、引っ張りに強いので肩車した孫が髪の毛を掴んでもズレたり外れることもない…などと千葉さんは自信を持って語る。

そんなウィッグに使われている人工毛髪は、実は石油由来のナイロン・ポリエステルが原料。そして制作の行程では“よりリアルな髪質に近くなるように”、“より装着する人が自然な髪の動きを楽しめるように”とさまざまな工夫を凝らしている。たとえば濡れれば伸び、乾いたら元に戻る。光に当たったとき、均質で人工的なつやが出ないようにする…。細い髪の毛の1本1本に、驚くほどの技術が込められているのだ。

「でも一つひとつの悩みを、全部受け止める仕事じゃないですか。なかなかね、大変な悩みもあったでしょうし、難しい課題もあったと思いますけど」と感心する大吉。千葉さんは男性客の多くは家族に内緒でウィッグを始める人も多いとして、ときには結婚直前までウィッグをつけていると結婚相手に明かせなくて…と相談されたこともあると明かす。

髪の毛は大きく人の印象を変えるアイテム。悩む人にとっては人生を明るく照らしてくれる救世主でもあるウィッグを製造するなかで、自然な風合いを実現するために重ねられてきた努力は華丸・大吉の2人を驚かせるものばかりだった。

さらに番組後半では手作業でおこなわれる“毛植え”の超絶技も紹介。初回から見どころたっぷりの「華丸大吉が行く!大人もハマる神授業」は、10月10日(金)夜10時から放送だ。

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