
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第47回が6月2日に放送。担当患者・小野田(宮地雅子)が亡くなり、ショックでふさぎ込む見習い生・ゆき(中井友望)がバーンズ先生(エマ・ハワード)の授業を経て大きな決断を下す展開が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■ゆきが知った、“見送る仕事でもある”という看護の現実
小野田の死をきっかけに、ゆきは深い悲しみから実習を休む日々が続いていた。気持ちの整理がつかないゆきを前に、バーンズ先生は見習い生たちを集めて授業を行う。
小野田を受け持ったときには治る見込みがないとわかっていたはずだと冷静に伝えられると、ゆきは「いつ亡くなってもおかしくない人の看護をすることが怖かった」と心の内を吐露。そして、「看護婦は人を助けるだけでなく、見送る仕事でもあると。むしろ何もできずに見送ることの方が多い。私、助けたいと思ってここに来たのに…それが辛くて…」と、実習で痛感した理想と現実とのギャップを打ち明ける。

■明かされた最年少・トメの過去 「敵とってやろうと看護婦に」
そんな中、バーンズ先生はトメ(原嶋凛)に胸の内を問う。悲しい感情があふれ出し仕事も手に付かなくなってしまったゆきに対し、トメは悲しみながらも仕事をこなし続けていた。
トメは「気にしないで」とゆきにほほ笑みながらも、「ただ知ってただけだ。看病した人が死ぬのを。りんさんと一緒だ」と静かに語り出す。トメが看護婦を目指した理由は、一番上の兄が労咳(肺結核の古い呼び名)にかかり、一生懸命看病したにも関わらず死んでしまったためだった。「悔しくて悔しくて、敵とってやろうと看護婦さなることさしたんだ」と涙を流すトメ。
バーンズ先生は、「医療の仕事に就く人は、人を助けたいと願い勉強や訓練を重ねるのに、これから先助けられない瞬間がもっと訪れます」と厳しい現実を伝えつつ、ゆきなりの答えを出すように告げるのだった。

■一度は復帰したゆきだが、大きな決断を下す
しばらくして、ゆきは実習に復帰。いつも以上に仕事に勤しむゆきだったが、ある日突然、彼女は看護婦になることを辞める決断を下す。
必死に止める直美(上坂)に対し、ゆきは曇りなき表情で「私は人の生き死にに関わる仕事ができる人間じゃない。それは私自身のため。でも何よりも患者さんのため。私は看護婦にならないことが誠実だと」と語る。
しかし、大好きな見習い生たちを前にすると、涙があふれ出すゆき。バーンズ先生はゆきを思い切り抱きしめ、涙を流す。見習い生たちもその後に続き、全員で別れを惜しむのだった。
■ゆきが下した誠実な決断に「ゆきさんかっこいい!」と共感の声
小野田の死をきっかけに、ゆきが「看護婦にならない」という大きな決断を下した今回。SNSには「ゆきさんの決断する姿と抱き合うみんなに号泣」「ゆきさんらしい誠実なアンサーだった」「“辞める”というのは勇気がいること!ゆきさんかっこいい!」と、彼女の選択に深く共感するコメントが殺到。
また、バーンズ先生が放った「訓練や勉強を重ねても助けられない瞬間はもっと訪れる」という、厳しくも愛に満ちた現実の言葉に対しても大きな反響を呼んでいる。視聴者からは「嘘のない誠実な先生の言葉、いつも勉強になります」「助けることもあれば、見送ることもある…尊く辛い仕事であることを伝えるバーンズ先生素敵です」とその真摯な姿勢を称賛する声が続出した。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


