
料理家・食育インストラクターの和田明日香が、ゲストとリラックスした“宅飲み”を楽しむ人気番組「和田明日香とゆる宅飲み」(毎週火曜夜10:00-、BSテレ東)。5月26日の放送回には、シンガーソングライターで俳優の岡崎体育が登場。創作論、音楽の原点、仕事への向き合い方など、岡崎らしいユニークな感性が垣間見える回となった。
■今の岡崎体育を作った星野源の言葉
乾杯早々、岡崎は和田に「これから“新しい料理”って生み出されるんかなってずっと思ってたんですよ」と素朴な疑問を投げかける。音楽の世界では、既存のコード進行以外のものを生み出すのは難しいとされており、料理の世界ではどうなのか気になったようだ。
和田は「多分、組み合わせだったりとか、味付けだったりとかっていうのはもう出つくしてると思う」と回答。だが、AIやボーカロイドの登場によって音楽が変化したように、世界の変化によって新しい料理が生まれるかもしれないと、空想好きな和田ならではの意見も飛び出した。
そんな和田は、岡崎について「つかめないなって」と率直な印象を口にする。曲ごとにまったく違う空気感をまとっている岡崎に対し、「(キャラクターを)使い分けているのか、その都度やりたいことが全然バラバラなのか」と興味津々のようすだ。
岡崎はやりたいことがバラバラであると同時に、デビュー前に星野源に言われた「模倣がすごくうまくて、模倣先のいいところを抽出して自分の味にできる人」という言葉が今の自分を作っていると明かす。
色んなジャンルの音楽を聴き、それを自分なりにアウトプットするスタイルで音楽を作ってきたという岡崎。「既存のジャンルに自分らしさを乗せると新しいものができるかもしれない」と、独自の見解を明かした。
■音楽活動の原点は、小学生時代の“革命”
自分を飽き性だと語る岡崎だが、音楽活動に飽きることはないようで「14歳で初めて作曲したんですけど、その時から20年以上ずっと音楽を作っているときが楽しい」と話す。
音楽を始めたきっかけは小学1年生のときに習っていたピアノで、中学2年生のときに本格的に作曲をスタート。作った曲はすべて母親に聞いてもらっていたらしく、今でもデモ音源は「レコード会社の人より先におかんに聴かせる」というほど母に信頼を寄せているようだ。
また、小学4年生~5年生のときには音楽が楽しいと思えた“革命的”な体験をしたそう。少年時代の岡崎は流行っていたアニメの主題歌を耳で覚え、楽譜を見ずにリコーダーで演奏していたという。
すると瞬く間にクラス中のヒーローになり、普段は休み時間にドッジボールをしている男子たちが、全員教室でリコーダーを吹く“リコーダー革命”が起きたと話す。この成功体験が、今の音楽活動につながっていると明かした。
そんな岡崎は現在、子ども番組でメインMCを担当している。番組内では“子どもだからと手加減しない”という意味で「子ども目線に立たない」を信条にしているそう。番組内のミニゲームでも一切手を抜かず、子どもが泣いてしまうこともあるのだとか。
岡崎らしい子どもとの向き合い方に、和田は「悔しさを味わわせるっていうのもめっちゃ大事ですけどね」と共感を寄せた。
■音楽活動を「逃げ道にしない」仕事への向き合い方
代表曲の「MUSIC VIDEO」を皮切りに、「なにをやってもあかんわ」「おっさん」など独特な歌詞の楽曲を生み出し続けている岡崎。曲が生まれるきっかけは「日頃の生活で疑問が生じたときとか、違和感があったとき」と話す。
一方で、アニメの主題歌などタイアップ曲を担当することもあるが、そこに“やりたいこと”と“求められている”ことのギャップは感じないという。
例えば近年のアニメ主題歌は、アニメ本編には関係のない内容の曲も多い。一昔前までは「ドラゴンボール」「ポケモン」など、歌詞にアニメのタイトルが入っていることもしばしばあった。岡崎は「それこそ主題歌やろ!」と、自分らしさよりもタイアップ先に“寄せる”ことを意識して曲作りをしていると明かした。
またシンガーソングライターだけではなく、俳優としても活動する岡崎は「『ドラマで経験したものを音楽に持ち帰りたいです』みたいなことをクランクアップで言ってたりして、それがちょっとダサいなと」と語る。自ら“俳優”と肩書きをつけ、逃げ場を作らず演技の仕事に向き合っているのだとか。
和田も「“私は料理の人間だから”っていうことを逃げ道にして、チャレンジしないっていうのはダサいなって思いましたね」と、そんな岡崎の真摯な姿勢に感化されたようだ。
次回6月2日(火)の「和田明日香とゆる宅飲み」は、大沢あかね登場回をアンコール放送。岡崎が出演した26日放送回はTVerにて見逃し配信中だ。

