
「生理になったので早退します」。その日も彼女は生理を仮病で使い始めた。実はこれが初めてではない。まだ派遣されて間もないころ、自分の希望するシフトが通らなかった日に、「生理なので」というメモ1枚だけを残して勝手に帰ったことがあった。慌てて電話をかけると、家族団らんでおでかけを楽しんでいる最中で仮病とバレた。

今回も懲りもせず“伝家の宝刀”を抜き、「生理になったので早退します」と彼女が言い出したのだが、今回はそんな彼女に天誅が下る。「立っていられない」と訴える彼女に、「薬が効かないほど?」「大人が耐えられないほどの激痛なんですね?」と確認した店長はおもむろに電話の受話器を取り、どこかに電話をかけた。「なぜ電話を…?」と訊ねると「救急車を呼んでいます」と答える店長。仮病なのに救急車を呼ばれてしまった派遣スタッフはさてどうする…!?


本作『天然非常識、無垢さん』を描いたのは、ブログにて漫画を描いているゆき蔵(@yuki_zo_08)さんである。アパレル業界で約10年の接客経験を持つゆき蔵さんは、当時の実体験をベースに店舗名や人物は身バレしないようにアレンジを加えながら“接客業の闇”を描いた漫画『女社会の知られざる闇。』などを連載している。

ゆき蔵さんに詳しく話を聞いてみた。
――生理を仮病で使う人の話はネットで目にすることがありますが、身近にいると困りますね。今回のエピソード以前にも同じ手を使ってバックレたことがあると聞きましたが…?
前回は置き手紙をして、年始のセール繁忙期に帰ってしまいました。「置き手紙したしオッケー!」という感じだったんでしょうね。
――今回は通用しませんでしたね。
SS店は店長からの厳しい指導のもとで常に売上1位をキープしている店舗です。その店長には通用しなかったようです。ただその店長はストイックで厳しいですが、理不尽なことでは怒らない人です。

本エピソードでは店長が一枚上手だったが、それでも派遣スタッフも引き下がらなかった。また今回も紙切れに「早退します」という書き置きを残してそぉ~っとバックレようと試みたのだが…!?この企みは成功するのか?ぜひ最後まで読んで、事の一部始終を目撃しよう。
取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)
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