長男が3歳、長女が1歳くらいのころの話です。毎日育児に追われ、慌ただしく過ごしていたのですが……。
母のひと言で病院へ
慢性的に疲れている感覚はありましたが、子育て中はそんなものだろうと思い、特に気にしていませんでした。そんなある日、実家に遊びに行くと、母が私の顔を見るなり「顔色がずいぶん悪いけど大丈夫?」と声をかけてきました。
私は「少し疲れているだけ」と答えましたが、母は「唇の色も薄いし、なんだかフラフラしているように見えるわよ?」と心配そうに言いました。さらに「鉄分が足りていない感じがするから、一度病院で調べてもらったほうがいい」と強く勧められました。
正直なところ大げさだと思っていたのですが、母があまりにも気にするので、私は後日、内科を受診しました。すると血液検査の結果、鉄欠乏性貧血と診断されました。医師からは、疲れや睡眠不足、食事の偏りが重なっている可能性があると説明され、すぐ治療することに……。
自分ではただの疲れだと思っていたため、母の観察力にとても驚きました。どうやら母も産後、鉄欠乏性貧血になったことがあるそうで、そのときと同じだと思ったそうです。
やはり身近な家族の言葉には、耳を傾けるべきだと思いました。自分では気づかない体調の変化でも、長く一緒に過ごしてきた家族だからこそ気づくことがあるのだと思います。それ以来、体調について指摘されたときは、きちんと病院に行ってみることにしています。
◇ ◇ ◇
育児中は、自分の疲れや不調を「よくあること」と見過ごしてしまいがちです。家族や周囲から体調の変化を指摘されたときは「これくらい大丈夫」と流さず、自分の体を見直すきっかけにしたいですね。気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
著者:篠山もえ/30代・女性・会社員。男の子と女の子を育てる母。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
監修者:助産師 関根直子
筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

