
波瑠と麻生久美子がW主演を務めるドラマ「月夜行路 —答えは名作の中に—」(毎週水曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第9話が6月3日(水)に放送される。本記事では、ルナ(波瑠)の同級生、田村徹矢を演じる俳優・柳俊太郎にインタビューを実施。役作りや作品を通して得たものについて語ってもらった。
■バーのママ×専業主婦の異色バディによるミステリー
本作は、ミステリー作家・秋吉理香子氏の同名小説が原作の“痛快文学ロードミステリー”。
波瑠が演じるのは、重度の文学オタクである銀座のバー「マーキームーン」のママ・野宮ルナ。麻生は、仕事漬けの夫と反抗期の子どもにないがしろにされる主婦・沢辻涼子に扮(ふん)する。ひょんなことから出会った2人はバディとなり、ルナの文学の知識を生かして、行く先々で出合う事件の真相と入り組んだ人間ドラマをひも解いていく。
出演は他に、涼子の夫で大手出版社に勤める菊雄役を田中直樹、ルナの同級生で大阪府警から警視庁で研修中の刑事・田村徹矢役を柳俊太郎、田村の元相棒・小湊弘樹役を渋川清彦が務める。

■「とにかく優しい人で…」柳俊太郎が目指した“フラットな”田村
ーー田村は、原作にはないルナと同級生だったという設定ですが、どのように演じようと考えましたか?監督から役についての要望などはありましたか
ノッピー(波瑠)がトランスジェンダー女性で様々な過去を抱えているキャラクターだったので、ノッピーが自然体で過ごせるよう、さりげなく寄り添うことができる“優しさ”を持った人物をイメージして演じました。
監督からも「とにかく田村は優しい人であってほしい」というお話があったので、距離感含め自然に程よい距離感をとれるような、フラットに接することができる優しさ、気遣いのできる人…というイメージですかね。
ーールナの過去を知る人物として再会、そして“今”を自然に受け入れた印象ですが、波瑠さんと話し合われたことはありますか
お芝居の“間”の取り方で、相手に伝わる感情は大きく変わってしまうので、二人の関係性や会話のテンポなどについて事前に話し合うことはせず、常に撮影しながら作りあげていきました。
波瑠さん演じるノッピーに対して、田村は常にフラットな接し方でコミュニケーションをとる…でもそれは優しさからくるフラットさなので、感情の伝え方はすごく繊細な作業になるなと。だからこそ事前に相談したり、何か決めるようなことはせず臨みました。

■経験豊富な共演者たちと過ごした時間が財産に
ーー刑事・田村を演じる上での面白さ、難しさ、それに関するエピソードがあれば教えてください
最初は頭の中で作り上げた“刑事像”に引っ張られてしまい苦労しました。「月夜行路」の田村徹矢という刑事は肩に力を入れるよりも、いつも自然体、フラットなキャラクターを意識した方が田村らしいし、作品に合っているなと思って徐々に“田村徹矢”像を掴んでいった点は今回の役の面白さだと思いますし、難しさでもありました。
あとは、田村を通して共演したみなさんとの時間がとても刺激的でした。波留さんや麻生久美子さん、そして隣に渋川清彦さん演じる小湊もいて。バディの小湊に対してツッコミをいれるシーンは、どんな“間”で返したらしっくりくるんだろうと、何度も試行錯誤しながら、それも楽しみながら演じました。
ーー刺激的というと具体的には
みなさん役に寄り添うことが本当に上手な方ばかりなので。側でお芝居を見ていると、自分はまだまだだなと痛感する場面がよくありました。素晴らしい役者さんたちに囲まれ、その中で自分なりに役と向き合い、試行錯誤して過ごした日々は貴重な経験だと感じていますし、とても勉強になりました。
他にもバディ役でもある渋川さんには撮影期間中に食事に連れて行っていただいて、色々なお話をさせていただいたりと、作品を通して有意義な時間を過ごさせてもらいました。
ーーこれからの田村の見どころ、最終回に向けてのPRをお願いします
9話以降の田村の見どころだと…相変わらず田村と小湊さんはちょうどいいタイミングでノッピー達と合流して、今までと同じような感じで活躍します(笑)。
最後まで4人で事件や問題を解決すべく奔走していきますので、ぜひ最終話まで見届けていただけたら嬉しいです。
※柳俊太郎の柳は、「木」偏に「夘」が正式表記


