浮気調査の現場で生じる、依頼者の期待とのギャップとは?
近年、スマートフォンの普及により、浮気の発覚や疑念を抱く場面は多様化しています。
では人々は、“もし浮気調査を依頼する立場になったら”、どのような証拠を求め、どの程度の費用や期間を想定するのでしょうか。
一方で、実際に浮気調査を行う探偵事務所の現場では、依頼者の期待とどのようなギャップがあるのでしょうか。
そこで実施された今回の調査。「浮気調査に関する意識と実態」を探っています。
浮気調査の目的は「裁判・慰謝料」が最多、感情整理は二の次

はじめに、配偶者や恋人がいる人に「あなたが探偵に浮気調査を依頼するとしたら、主にどのような目的で証拠を求めるか」について尋ねたところ、「裁判・慰謝料請求など法的に有効な証拠が欲しい(53.2%)」が最も多く、「自分の気持ちを整理する/将来に備えるため(23.4%)」「パートナーを問い詰めるため(12.3%)」と続きました。

一方、探偵事務所で働いている人に「探偵に依頼される浮気調査で、証拠を求める動機として最も多いのはどれか」について尋ねたところ、「離婚を有利に進めるため(34.7%)」が最も多く、「慰謝料請求のため(31.2%)」「事実を確認して気持ちを整理するため(18.3%)」と続きました。
依頼者側・探偵側ともに「離婚や慰謝料」といった法的対応を見据えた証拠のニーズが突出しており、浮気調査が「感情の整理」や「関係修復」よりも実際の行動(離婚や慰謝料請求)に直結する目的で依頼されていることが明らかとなりました。
では実際に、どのような証拠が決定打となるのでしょうか。
