「肺がんの放射線治療」はどんな効果が期待できるがご存じですか?医師が解説!

「肺がんの放射線治療」はどんな効果が期待できるがご存じですか?医師が解説!

肺がんの放射線治療で生じる副作用

肺がんの放射線治療で生じる副作用

放射線治療では、照射中に現れる急性期の有害事象(副作用)と、治療後から数ヶ月後に現れる晩期のものがあります。

急性期副作用

急性期には、放射線性食道炎や放射線皮膚炎などがみられることがあります。喉のつかえ感や違和感、皮膚のかゆみや赤みなどが、照射している範囲に一致して現れる場合があります。多くは軽症であり、治療後には改善していきます。
また、正常な肺に炎症が起こる放射線肺臓炎がみられることがあります。間質性肺炎などもともとの肺に病気がある方は、急激に肺炎が進行することもあるので注意が必要です。ただし、通常は、肺炎に関しては放射線治療終了直後から数ヶ月後に起こるケースが大半と考えられます。

晩期副作用

治療終了後から数ヶ月後、胸部レントゲンやCTなどで放射線が当たった範囲に一致した放射線肺臓炎が認められることがあります。多くの場合、咳などの症状はありません。
放射線脊髄症、心外膜炎、心不全なども挙げられますが、いずれもまれです。

肺がんの放射線治療についてよくある質問

ここまで肺がんの放射線治療を紹介しました。ここでは「肺がんの放射線治療」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

肺がんの放射線治療に必要な費用を教えてください。

肺がんの根治的な照射方法で通常分割照射では、10割負担の場合には70万円前後ほどになります。3割負担の場合は20〜25万円程度が目安です。
陽子線や炭素線などの粒子線治療の場合には、より高額になります。
治療費の負担を軽減するための高額療養費制度を利用できる場合もあります。詳細は放射線治療を受けようとする医療機関に問い合わせてみましょう。

肺がんの放射線治療でがんが消えることはありますか?

放射線治療をはじめとした治療の効果によって、画像所見では認められないほどがんが小さくなる場合もあります。

1回の放射線治療にかかる時間を教えてください。

照射時間は10〜30分程度です。セットアップなどの時間が加わっても、30分程度ですむことが多いでしょう。


配信元: Medical DOC

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