先日「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」で始まった、バレエ「アレコ」を観に行ってきました。巨大モニターには背景画を手がけたシャガールの絵を投影し、アレコの悲恋の物語がバレエダンサーたちによって華麗にダイナミックに演じられていきました。
貴族の息子、アレコがロマの若者たちの一団に加わりゼンフィラという女性と恋に落ちて、しばらく楽しく踊ったりしていますが、彼女は別のロマの若者に心変わりしてしまい……やはり貴族より価値観が合ったのでしょうか。嫉妬に狂ったアレコが凶行に及ぶ、という切ない物語。とにかくバレエダンサーの表現力と身体能力がすごくて、男性が女性に覆い被さった体勢からいきなり跳躍したり、ジャンプしながら180°くらい開脚したり、男女ペアのリフティングもりくりゅうかと思うくらいアクロバティックでした。バレエを完璧に踊りながら演技もしていてすごいです。救いのない物語でしたが、バレエの素晴らしさで感動の余韻が。
ところでそんなバレエダンサーの運動神経と比べると雲泥の差を実感するできごとがありました。 まず、自転車に乗れないのですが……前に何度かLOOPに挑戦したけれどやっぱり乗れなくて断念。でも、最近LOOPに椅子がついた乗り物を発見。もしかしたらこれならいけるかも、と希望を抱きました。
世界最大手のマイクロモビリティシェアサービス、Limeの「Limeラクモ」という乗り物です。電動シートボードという種類になるようです。サイトには「立ち乗りよりも安定感があり、女性やシニア層、観光客を中心に支持を集めています」と書かれていました。シニアカーに近い乗り物なら、と思い、さっそくアプリを入れて登録。
そしてLimeのラクモが何台か停まっているところへ行き、アプリを起動すると一台がピコン! と反応したので乗ろうとしましたが……。自転車に乗れないのでキックスタンドのロックがなかなか外れないという関門が。なんとかハンドルを持って車通りの少ない道へ。
地面を片足で軽く蹴って前に進み、動き出したらゆっくりとハンドル右側のスロットルを押して加速する、というのが乗り方の基本です。片足で軽く蹴るところまではいいのですが、スロットルを押すと意外にも結構スピードが出て、シニアカーの時速の3倍くらいの体感。怖くてつい足をついてしまいます。やはり、基本の自転車に乗り慣れていないと無理でした。
しばらく苦戦したのですが、スピードを出すのが怖くて、ゆっくりだと逆にバランスを崩してフラフラしてしまいます。加速寸前で足をついて止める、というのを繰り返していたらついに「ポンポンポン!!」と音が鳴って反応しなくなってしまいました。
この人の乗り方は普通じゃない、ということで安全装置が働いたのでしょうか。それとも守護霊様の介入か……。それ以降も頻繁に警告音が鳴って、ついに乗るのを諦めました。
椅子タイプならいけると思ったのですが、モビリティ全般無理だということがわかりました。いつかオシャレなシニアカーのシェアサービスができてくれることを祈ります。
警告が発する画面。守護霊様が、危ないから乗らないで、と作動させたのかもしれません……。

