
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。
今回は塗り絵ブック『物語を紡ぐ塗り絵BOOK 小さな双子とめぐる森のダイアリー』(日本ヴォーグ社)の作者・はなさきたるさんに注目し、X(旧Twitter)に投稿された『おいしいを作る幸せのキッチン』をご紹介しよう。
同作は、主人公・あかねが母から送られてきたりんごを使って調理する様子が描かれた一作。以前はなさきさんのXにポストされると、約3000の「いいね」が寄せられている。そこで作者のはなさきさんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
■母から送られてきたりんごで調理…優雅な朝を過ごす主人公

休日の朝、起きるか、二度寝するか悩んでいたあかね。そんななか、母から宅配便が届き、開けてみると、そこには新鮮なりんごが入っていた。
母からのりんごをきっかけに早起きしたあかねは“りんごで何か作りたい”と思い、エプロンをまとって台所に立つと、手際よくりんごの皮をむいていき…。読者からは「完成したカスタードアップルパイがめちゃくちゃおいしそう」「描写が丁寧で優雅な時間を堪能できた」などの声が上がっていた。
■色付けはアナログ派の作者・はなさきたるさん…色塗りの魅力を聞いてみた

――『おいしいを作る幸せのキッチン』を描いた経緯についてお教えください。
この漫画は「手作りの楽しさ」や「自分だけの趣味の時間」をテーマに描いているシリーズなので、今回はお菓子作りをテーマにしました。
私自身もお菓子作りが好きでよくクッキーを焼いたりプリンを作ったりするのですが、自分で一から作る楽しさや上手くできた時の喜び、時間をかけて頑張ったからこその美味しさがあると思うので、それを漫画で表現しました。
さらに、よりキャラクターに感情移入できるようにモノローグを増やしたりコマを追加してブラッシュアップしました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
あかねさんというキャラクターの性格や日常が想像できるようにお部屋やキッチンの様子も細かく描いたので、ストーリーだけでなくあかねさんがどのように日々を過ごしているのか想像しながら楽しんでいただけたら嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
今回新たに追加したコマなのですが、アップルパイを食べた後のコマに「私から私へのごほうび」という手描きのセリフがあって、自分のためだけに作ったものを自分一人でゆっくり味わう時間はまさに手作りだからこそ得られるご褒美の時間かなと思います。
――今年の4月には、はなさきさんが手がけた塗り絵の本『物語を紡ぐ塗り絵BOOK 小さな双子とめぐる森のダイアリー』が発売されましたが、作品の制作時に“アナログで塗っている”はなさきさんにとっての“塗り絵の魅力”をぜひお聞かせください。
この漫画もアナログ水彩で塗っているのですが、やはり塗り絵やアナログは「その人だけの色がある」というのが魅力だと思います。同じ画材を使っても人によって全く違う表現になりますし、線画が同じでも塗る人が違うと同じ絵にはならないのが面白いです。また、やり直しが効かない分「その日その時にしか出せない色」みたいなものがあるのも魅力だと思います。
――読者へメッセージをお願いします。
この漫画シリーズは続きのお話も描いていますので、ぜひSNSをフォローしていただけると嬉しいです!塗り絵の本『物語を紡ぐ塗り絵BOOK 小さな双子とめぐる森のダイアリー』も発売中ですので、ぜひご覧ください。

