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“ツンデレ王子”ワン・ホーディーが架空の世界へ転生 ティエン・シーウェイとの共演で魅せる新しい顔<大奉打更人>

“ツンデレ王子”ワン・ホーディーが架空の世界へ転生 ティエン・シーウェイとの共演で魅せる新しい顔<大奉打更人>

「大奉打更人―正義の銅鑼と王朝の闇―」
「大奉打更人―正義の銅鑼と王朝の闇―」 / (C)2024 New Classics Television

中国ドラマ「大奉打更人―正義の銅鑼と王朝の闇―」のDVD-BOX最終3巻が、6月3日(水)に発売される。本作は現代の青年が推理ゲームの世界へ転生し、古代王朝を舞台に難事件を解決していくエンターテインメント作品。主演のワン・ホーディーや共演のティエン・シーウェイなど豪華キャスト陣が集ったことでも話題を呼んだ同作だが、なんといってもアクション&ミステリー&ラブコメという“欲張り全部盛り”なストーリーの魅力も欠かせない。物語が一旦の終息を見せるDVD-BOX最終巻の発売を前に、同作の見どころを改めて振り返る。

■笑いも涙もドキドキも全部が詰め込まれた物語

本作は中国の巨大ウェブ小説プラットフォームで連載された同名小説を実写化したドラマ。原作は「第6回閲文原創(=オリジナル創作)IP盛典」の「最優秀作品」に選ばれた人気作で、特にそのユニークな世界観と緻密なミステリー要素が融合した物語が評価されている。ドラマ化の情報が解禁された際には予約視聴数が瞬く間に100万を突破し、放送後も配信サイトでの14億再生という数字を叩き出した超人気タイトルだ。

物語の主人公は不動産会社の営業担当として働く青年ヤン・リン(ワン・ホーディー)。ある日彼は不可解な現象に巻き込まれ、古代王朝「大奉」の捕吏・許七安(シュー・チーアン)として転生していた。しかも目を覚ました場所は牢屋のなか。スタート直後から危機に見舞われるというハードな状況だが、そこでヤン・リンが“推理小説ファン”という設定が活きてくる。

持ち前の推理力と現代の科学知識を武器に真相をつきとめて無実を証明したことで、彼はウェイ・ユエン(リウ・イージュン)が率いる警備警察機関「打更人」の役人に取り立てられることに。打更人となったシュー・チーアンは、その人たらしぶりと要領の良さ、そして現代知識を駆使することで存在感を強めていく。

繁栄を極めているように見える大奉王朝だが、その内部は深刻な腐敗に蝕まれていた。きな臭い朝廷内部の権力闘争に、超常的な力を持つ怪しげな勢力。新たにできた仲間や家族と平和に過ごそうとしていたシュー・チーアンも、やがて陰謀によって引き起こされる事件に巻き込まれてゆく。

■ワン・ホーディーとティエン・シーウェイが魅せる新たな境地

本作の主人公を演じるのは、「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」「浮図縁~乱世に咲く真実の愛~」「始まりは君の嘘」などジャンルを問わず中国ドラマ界で圧倒的な存在感を放つ俳優ワン・ホーディー。特に「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」で見せた“ツンデレ”魔王役の印象が強いイケメン俳優が、「大奉打更人―正義の銅鑼と王朝の闇―」では振り切ったコミカルな演技にも挑戦している。

男女を問わず、あっという間に人の懐に入るシュー・チーアン。人々が彼に心を開くのは口八丁のお調子者だからではなく、正義感にあふれる“人間性の芯”があるからだ。普段はおちゃらけた面白いやつだが、やるときはやる。シリアスとコメディーを行き来する、そんなシュー・チーアンというキャラクターを、ワン・ホーディーは見事に演じてみせた。

もちろん端麗な容姿に頼り切りではなく、激しいアクションシーンにおいてもワン・ホーディーは見事な身体能力で物語を盛り上げる。長剣を自在に操る華麗な殺陣、集中して推理する真剣な表情、コメディーシーンで見せる突き抜けた演技、一方で深い悲しみや激情を爆発させたときの迫力。過去の出演作とは一線を画す複雑なキャラクターを見事に体現し、役者としての新境地を開拓したと言えるだろう。

また本作でヒロインを務めるのは、近年目覚ましい活躍を見せる若手女優ティエン・シーウェイ。2022年のドラマ「卿卿日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~」でブレイクを果たし、ネットユーザーが選ぶ「95后四小花(1995年以降生まれの四大女優)」にも選出されている。Netflixで中国ドラマ初の初登場TOP10入りを果たした話題作「逐玉(ちくぎょく):翡翠の君」にも出演を果たすなど、いま中国において最も勢いがある若手女優の1人だ。

彼女は持ち前の愛らしいルックスと確かな演技力で、高貴な身分でありながらも純真な心を持つ公主・臨安(リンアン)を演じる。リンアンは皇帝・元景帝の次女にして皇太子の実の妹。一方的に異母姉をライバル視しており、出し抜くために名前を隠してシュー・チーアンに近づくのだが、やがて2人の間には奇妙な縁が結ばれていく。

人たらしゆえに多くの女性から信頼以上の感情を寄せられることになるシュー・チーアンとリンアンが繰り広げる“甘すぎない”ラブコメディーだが、実は原作では複数の女性との関係も描かれることから、「ドラマ版では誰と結ばれるのか」と原作ファンをもやきもきさせた。

■複数ジャンルが見事に融合したエンタメ作品

「大奉打更人―正義の銅鑼と王朝の闇―」の最大の魅力は、多彩なジャンルが見事に融合した独特の世界観にある。異世界への転生というトレンドを捉えつつ、物語の骨子にあるのは権謀術数渦巻く朝廷の権力闘争。そして、そこにファンタジー的な能力者たちとアクション、ラブコメディーも組み込まれた同作は、老若男女があらゆる角度から楽しめるエンタメ作品となっている。

特に張り巡らされた伏線の回収はミステリーファンも唸る完成度で、何度も見直しては「ここが伏線だったのか」と語りたくなること必至。それでいてクセ強な脇役たちによって醸し出される安定感抜群の笑いどころと恋愛要素を要所要所に混ぜ、作品全体のトーンが重くなりすぎないよう構成されている。「あれもこれも」と詰め込まれていても、複数の要素がギクシャクすることなく見事に調和している点が本作の秀逸な部分だ。それもそのはず、同ドラマの監督を務めたのは「与鳳行」「贅婿[ぜいせい]~ムコ殿は天才策士」で知られ、シリアスとコメディーのバランスの達人であるドン・コーである。

また、豪華絢爛な美術セットや華麗な衣装デザインにもこだわり、唐代の漆器や陶器、その他の小道具を修復するために無形文化遺産の職人を雇ったという。視覚的な美しさを追求した高いクオリティの映像表現は「大作ドラマ」と呼ぶにふさわしく、多くの視聴者を唸らせた。

物語が進むにつれて、登場人物たちの隠された思惑が次々と明らかになる。6月3日(水)に発売されるDVD-BOX最終3巻では、ついに王朝を揺るがす最大の謎が解き明かされる予定だ。

主人公たちは強大な敵を前にして、どのような決断を下すのか。“やるときはやる”と決めたヤン・リンの壮絶な演技、そして先が読めない物語の結末…。全方位的な楽しさに溢れる傑作中国ドラマの節目に注目したい。

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