血液検査で「血小板の働き」を見るには?異常値・発見できる病気も医師が解説!

血液検査で「血小板の働き」を見るには?異常値・発見できる病気も医師が解説!

血小板の働きを知りたい場合、血液検査のどの項目を見ればよいのでしょうか?メディカルドック監修医が血小板の働きや検査における基準値・異常値、検査で発見できる病気についてご紹介します。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

血小板とは?

血小板は、血液中に存在する直径2〜3マイクロメートルほどの小さな細胞片です。赤血球や白血球と異なり、核を持たず骨髄の巨核球から作られます。主な役割は、血管が傷ついたときに素早く集まり、傷口を塞いで出血を止めることです。

血液中の血小板の働き

血液中の血小板の働きについて解説していきます。

・一次止血:血管が破れると、血小板は粘着・凝集して血栓を形成します。
・血液凝固の補助:凝固因子と協力し、フィブリン網を作って止血を安定化させます。

その他、血管の修復作用や血管新生などにも関与していることが明らかになっています。

血小板と赤血球・白血球との違いは?

血液中には、血小板の他にも赤血球や白血球などがあります。赤血球は、酸素や二酸化炭素を運ぶ役割を果たしています。白血球は細菌やウイルスなど異物を排除する免疫担当です。
一方、血小板は出血時に止血する役割が中心となります。

脾臓と血小板の関係性は?

脾臓は血小板の約3分の1を貯蔵しています。また、古くなった血小板や損傷した血小板をろ過する役割も担っています。

血小板の働きを血液検査・健康診断で知るには?

健康診断などの結果で、血小板の項目が含まれていることもあるでしょう。以下のような項目についてチェックしていくようにしましょう。

血小板の健康度や異常を知るには血液検査のどの項目を確認する?

血液検査の項目では、「血小板」をチェックしましょう。検査項目名が「Plt」となっていることもあるでしょう。血液1マイクロリットルあたり、約14〜36万個が基準となります。費用は自費の場合には2,000円程度が相場と考えられます。もともと健康診断の項目に含まれていることも多いです。

血小板数(Plt)とあわせて確認したい血液検査の項目

通常の健康診断では、血液検査の項目として白血球や血色素量(ヘモグロビン)なども測定されています。血液は骨髄で作られるため、これらの量にも異常が見られる場合には、骨髄の異常などが示唆されます。血小板の数に異常が認められた際には、血液凝固検査も行われます。

配信元: Medical DOC

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