血液検査で「血小板の働き」を見るには?異常値・発見できる病気も医師が解説!

血液検査で「血小板の働き」を見るには?異常値・発見できる病気も医師が解説!

血液検査における「血小板の働き」の異常で気をつけたい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「血小板の働き」で発見できる病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

血小板減少症

血小板が通常より少なくなる状態です。出血しやすさや皮下出血、鼻血などが起こります。原因は免疫異常、薬の副作用、肝疾患、脾腫などさまざまです。治療は原因疾患の改善、ステロイドや免疫抑制薬の投与などが中心です。あざが増える、血がなかなかとまらないなどの症状があれば、早めに血液内科を受診してください。

血小板増多症

血小板増多症は、血小板が増えすぎることで血栓症のリスクが高まる状態です。骨髄増殖性疾患や慢性炎症、手術後などが原因でみられます。症状として頭痛やめまい、血栓による脳梗塞や心筋梗塞などが起こる可能性があります。治療は抗血小板薬や抗がん薬などが用いられます。血小板数が高値と指摘された場合は、血液内科での精査が必要です。

血小板機能異常症

血小板数は正常でも、機能に異常があると出血傾向が見られるのが血小板機能異常症です。先天性や薬剤(アスピリン、抗血小板薬)による後天性のものがあります。症状は鼻血や歯茎からの出血、月経過多などがあります。治療は原因薬の中止や輸血、必要に応じ遺伝性疾患への対応が行われます。出血傾向が続く場合は血液内科の受診が推奨されます。

白血病

白血病は、骨髄で白血球が異常に増殖し、正常な造血ができなくなる病気です。その結果、赤血球や血小板が減少し、貧血や感染症、出血傾向をきたします。
症状は発熱、倦怠感、皮下出血など多彩です。治療としては化学療法や造血幹細胞移植が行われます。健診で血球数の異常が見つかった場合は、速やかに血液内科で精査が必要です。

特発性血小板減少性紫斑病

特発性血小板減少性紫斑病は、自己免疫によって血小板が破壊され減少する病気です。皮膚や粘膜に点状出血や紫斑(皮膚の下で出血が起こり、赤紫色~暗褐色の斑点として現れる状態)が現れ、重症化すると消化管や脳出血の危険もあります。治療はステロイド薬や免疫抑制薬、必要に応じて脾臓摘出が行われます。紫斑が増える、出血が止まりにくいなどの症状があるときは、早めに血液内科で相談しましょう。

再生不良性貧血

再生不良性貧血は、骨髄の造血機能が低下し、赤血球・白血球・血小板すべてが減少する病気です。貧血による息切れや動悸、感染症の頻発、出血傾向がみられます。原因は自己免疫や薬剤、放射線治療による骨髄抑制などが考えられます。治療は免疫抑制療法や骨髄移植です。健診で全ての血液成分が減少している状態を指摘された場合は、速やかに血液内科を受診してください。

「血小板の働き」を良くするための正しい対処法・改善法は?

血小板の機能の異常の原因としては、血小板機能を低下させる薬剤の使用が多いとされています。
ここでは、血小板の数値が高い、あるいは低い場合の対処法について解説します。

「血小板」の数値が高いときの正しい対処法・改善法

血小板は運動や妊娠に伴って一時的に増加することがあります。また、鉄欠乏性貧血などの頻度も高いとされています。もし何らかの病気に伴い血小板が高値になっている場合には、それらの誘因を取り除くことで血小板は正常化します。

「血小板」の数値が低いときの正しい対処法・改善法

血小板が5万/μl未満に減少した場合には、出血傾向が明らかになってきます。最初は歯茎からの血が出やすくなる、鼻血が出やすくなる、または皮下出血が頻繁に見られるようになるなどの症状が現れます。さらに血小板の数が減ると、消化管からの出血や頭蓋内の出血の危険性も高まります。もともと血小板が低いことが明らかになっている場合には、怪我をしないように注意し、出血がみられた際には早めに受診するようにしましょう。

配信元: Medical DOC

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