思いどおりにいかないと激怒し、妻や子どもの物を次々と壊すモラハラ夫・ヒドシ。かつてはやさしかった夫ですが、妻・コヨリさんの妊娠・出産を機にすぐ怒り出す「モンスター」へと変わってしまいました。夫のひどい仕打ちを誰にも相談できず、ひとり苦しみを抱え込んでいたコヨリさん。大切にしていた化粧水を理不尽に叩き割られたことでついに限界を迎え、SNSに不満を吐き出すと、その投稿は思いがけず大きな反響を呼んで……。
SNSのコメント欄には、温かい言葉があふれていました。一方で、「物を壊すのは立派なDV」「離婚するべき」という警告の声も……。コヨリさんは戸惑いながらも「一緒に頑張れば、いつか変わってくれるかもしれない」と考え、夫を信じようとしていました。しかしその日の夜、事件は起こります。
ささいなことで激怒する夫に「そんなに大声で怒鳴らないでよ……」とコヨリさんが訴えると、夫は「じゃぁ僕を怒らせるな! 怒らせるコヨリちゃんが悪い!」と机を叩いて激高。その姿を前に、コヨリさんは“やさしい夫”がもうどこにもいない現実を突きつけられるのでした。
私の本当の気持ちは……?










「夜泣きで仕事に差し障るから」と、里帰りから戻って早々に寝室を別にされたコヨリさん。夫は寝かしつけもおむつ替えも一切しようとしません。隣の部屋で気持ちよさそうにいびきをかく夫を横目に、ようやく子どもを寝かしつけたコヨリさんはそっと布団に入ります。
すると、自然と涙が溢れてきました。頭をよぎったのは、SNSで投げかけられた「一緒に居て、あなたは幸せですか?」という言葉。これまでの夫のひどい仕打ちが次々と思い出され、涙がボロボロとこぼれ落ちます。そして暗闇の中、コヨリさんはついに「幸せじゃ、ない」と自分の本当の気持ちに気づくのでした。
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暗い部屋の中、コヨリさんはようやく「幸せじゃない」という自分の本心に気づきました。モラハラ被害に遭っていると、日々の理不尽な怒りに対応するだけで精一杯になり、自分の本当の感情に気づけなくなってしまうことがあります。
「これって普通なのかな」「私、このままでいいのかな」と心に引っかかるものがあるときは、その違和感をひとりで抱え込まず、誰かに話してみることも大切です。身近な人には話しづらい内容でも、秘密を守りながら気持ちを受け止めてくれる相談窓口(※)もあります。
すぐに答えを出そうとしなくても大丈夫です。まずは今の状況や気持ちを誰かに話し、整理することが、自分と子どもを守る一歩につながるかもしれません。
※DVの相談窓口
【DV相談プラス】
0120-279-889:24時間、専門の相談員が対応してくれます
【DV相談ナビ】
#8008:お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります(相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります)
著者:マンガ家・イラストレーター ますまゆ

