田辺桃子“ルイ”「ボロが出れば私たちは終わり」、不安的中でハラハラの展開<推しの殺人>

田辺桃子“ルイ”「ボロが出れば私たちは終わり」、不安的中でハラハラの展開<推しの殺人>

いつも冷静なルイ(田辺桃子)だが不安が募る
いつも冷静なルイ(田辺桃子)だが不安が募る / (C)遠藤かたる/宝島社/ytv

田辺桃子、横田真悠、林芽亜里がトリプル主演を務める「推しの殺人」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系/TVerにて配信)の第2話が10月9日に放送された。テルマ(横田)、イズミ(林)と共犯関係になったルイ(田辺)は、罪がバレないようにと心を配る。だが、次々と不安なことが押し寄せる様子に引き付けられた。(以下、ネタバレを含みます)

■「このミス」大賞文庫グランプリ作品を実写化

同作は、2024年『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリを受賞した、新進気鋭の作家・遠藤かたる氏による本格クライムノベルが原作。

主人公となるのは、大阪で活動する3人組アイドル「ベイビー★スターライト」、通称ベビスタのメンバー。田辺は流されるままアイドルになった頭脳派クール系の高宮ルイ、横田はアイドルで成功することに並々ならぬ意欲を持っている早川テルマ、林は恵まれた容姿で裕福な家庭で育つが孤独を抱える一番人気の沢北イズミを演じる。

さまざまなトラブルを抱える中、殺人という罪を犯してしまった彼女たちは、その罪を隠蔽しようとする。しかし、時を同じくして日本中を騒がせていた未解決連続殺人事件に巻き込まれていく。

■罪がバレないか、不安になるルイ

所属事務所の社長・羽浦(田村健太郎)を殺害し、その死体を山に埋めたルイ、テルマ、イズミ。元メンバーのミチル(なえなの)に知られてしまう想定外はあったが、事務所のあるマンションの防犯カメラにも手を打った。一蓮托生――。罪を共有した3人は、イズミのマンションで一緒に暮らすことにする。

その矢先、ルイは、捜査一課の刑事となり、東京と大阪で起きている連続殺人事件の捜査に来ているという幼なじみの望月(曽田陵介)と再会して動揺。また、ミチルに口止め料を渡した直後にマネージャーの土井(トラウデン直美)に声を掛けられたことや、ベビスタのファンである久保(水間ロン)がライブ中に楽屋に侵入したことで、見られていないか、気付かれていないかと不安になる。

その後、羽浦と連絡がつかないことを不審に思う土井に、ルイは「羽浦さんがいなくなった原因は私たちにあるのかもしれません」と、自分とテルマが羽浦に連れられて参加した接待でうまくできなかったことで見切りをつけたのではないかと告げた。接待があったことは調べればすぐ分かることで、不信感を与えるのを避けるためだ。そして、このときの話している様子から土井が証拠をつかんでいないとルイは確信するのだった。

■罪の隠蔽はできるのか…次々と不安、不穏なことが起きる

土井は警察に所在者不明届を提出。一方で、調査会社に依頼し、羽浦の足取りを調べることになった。

ルイからそれを聞いたテルマとイズミは、どことなく危機感が感じられず、ルイは「分かってる?誰か一人でもボロが出れば、私たち終わりなんだよ」と声を荒げた。

ルイの心配は的中する。まず、調査会社の調査員・下谷(テイ龍進)に1人ずつ聞き取りをされたこと。ルイとテルマはなんとか乗り切ったようだったが、イズミは羽浦と特別な関係だったのかとカマかけられたと明かす。ルイは反応を見られて何かつかまれたかと不安に。さらに、テルマとイズミに処分を任せた羽浦のスマホが、イズミに嫌がらせをしていた大学の同級生に拾われてしまう。

そんな中、ルイはマーケティング会社代表の河都(城田優)から呼び出される。かつてルイは河都と付き合っていたが、河都が妻帯者だと知って別れていた。河都は羽浦の大学時代の先輩で、羽浦が“失踪”する前の接待に同席していたため、下谷に調査されたことを話す。すると偶然そこに望月が通りかかり、勘違いした河都の発言で羽浦の失踪について望月が知るところに。

冷静に隠ぺい工作を進めようとするルイと反比例するように、次々と不安になることが押し寄せる展開に引き込まれた。ルイとテルマのサポートもあって、イズミは羽浦のスマホを同級生から取り戻すことはできた。だが、新たに借金まみれになっているミチルの脅迫で、テルマとイズミがデートクラブで働く書類にサインさせられてしまうことに。羽浦の死体を埋めた場所が掘り返されているようだったのも気になるところだ。

終盤には、ルイの過去も少し明らかに。第1話では父親の家庭内暴力に母と妹がさらされている回想があったが、今回はルイが包丁を手に取るシーンが。幼なじみの望月に「変わったでしょ、私。あのころとはもう違うんだよ」と言ったときの悲しそうな表情が胸に迫った。

SNSには「怖いけど、めっちゃ面白いぞこれ……」「いろいろドキドキするわ」「ヤバすぎる展開が続いて心臓痛い」「第三者の謎の目線があって恐い」「続きが気になって仕方ない」などの感想が寄せられている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部


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