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水や米を運んでも数百円!?「やってられない」ドライバー泣かせの“買物便”だが、配達員が気づいたサービスの存在意義【作者に聞く】

水や米を運んでも数百円!?「やってられない」ドライバー泣かせの“買物便”だが、配達員が気づいたサービスの存在意義【作者に聞く】

効率が悪いうえに割に合わないとも感じる「買物便」。
効率が悪いうえに割に合わないとも感じる「買物便」。 / 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)

宅配業界で働いていた経験をもとに漫画を描くゆきたこーすけ(運び屋ゆきたの漫画な日常)さん。今回は、スーパーで購入した商品を当日中に届ける「買い物便」をテーマにしたエピソードを紹介する。現場では不評だったサービスが、利用者の声によって違った見え方をした出来事を描いている。

■ドライバー泣かせの買い物便
『スーパーの宅配便』01
『スーパーの宅配便』01 / 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)

『スーパーの宅配便』02
『スーパーの宅配便』02 / 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)

『スーパーの宅配便』03
『スーパーの宅配便』03 / 画像提供:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)

ゆきたさんが勤務していた当時、スーパーで購入した商品を自宅へ届ける「買い物便」の業務を請け負っていた。依頼が入るとスーパーの担当者から配達ドライバーへ連絡が入り、営業所で荷物を受け取って時間内に届ける仕組みだったという。

■時間も体力も削られる仕事
ゆきたさんによると、営業所まで片道20分ほどかかることもあり、往復だけで40分近くを要したそうだ。ただでさえ忙しい配達業務の合間に対応しなければならず、「時間的に大変でした」と振り返る。ドライバーの間でも「ただでさえ時間がないのに、やってられないよね」「やめちゃえばいいんだよ」と不満の声が上がっていたという。

さらに運ぶ荷物の多くはペットボトルの水やお茶、お米など重量のあるものばかり。利用者の多くは高齢者で、1軒につき2〜3箱を届けるケースも珍しくなかった。それでも配達料金は1箱数百円程度で、採算面への不満も大きかったようだ。

■利用者の「ありがとうね〜」で気付いたこと
ある日、重い買い物便を届けた先で待っていたのは高齢の利用者だった。「ありがとうね~。悪かったね~」と何度も感謝の言葉をかけられたという。その人は歩いてスーパーへ行けても、お米を持ち帰ることはできず、買い物便のある店舗までバスで通っていたそうだ。

「じゃないとお買い物、困っちゃうよ~」という言葉を聞き、ゆきたさんはサービスの存在意義を改めて実感した。「正直大変な仕事だったのですが、『これがないと買い物できない』なんてお年寄りのお客さんに言われると、やっぱり必要な仕事なんだなと思いました。配達員をやっていて一番うれしいのは、お客さんに感謝されたときじゃないかと思います」と語っている。

■読者からも共感の声
コメント欄には、「免許を返納した高齢者には本当に必要なサービスだと思う」「企業の利益だけでなく社会貢献についても考えさせられた」などの声が寄せられた。配達員の苦労と利用者の事情、その両方が描かれているからこそ、多くの読者の共感を集めたのだろう。

配達の現場で起きたリアルな出来事が詰まった「運び屋ゆきたの漫画な日常」。気になった人は本編もチェックしてみてほしい。

取材協力:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)

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