
加藤清史郎が主演を務める「君が死刑になる前に」(毎週木曜夜11:59-0:54、読売テレビ・日本テレビ系/Lemino・Huluほかにて配信)の最終回となる第10話が6月4日に放送された。ついに教師連続殺害事件の真犯人と琥太郎(加藤)たちが対峙。そして迎えたラストの展開や俳優陣の演技に反響が寄せられた。(以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■タイムスリップした主人公が連続殺人の真相を追う
本作は、現在と過去を舞台に、事件の真相を追う完全オリジナルの本格サスペンス。
教師連続殺害事件の犯人として死刑が執行された大隈汐梨(唐田えりか)。時を同じくして、坂部琥太郎(加藤)は大学時代の映画サークル仲間である馬渕隼人(鈴木仁)、月島凛(与田祐希)とともに7年前の2019年にタイムスリップ。そこで、逃亡中の指名手配犯である汐梨と出会う。琥太郎たちは、「私は殺していません」と言う汐梨に疑念の目を向けながらも、事件の真相を追い始める。
ほか、事件を追う2人組の刑事、伊藤剛役を内博貴、深沢心太役をニシダ・コウキ(ラランド)、琥太郎たちが通うことになるカフェ“カルムス”の店長・長峰洋子役を内田慈、看板娘の一条凪音役を伊礼姫奈が務める。
■琥太郎たちは、真実を求めて動く
10年前に汐梨を守るため凪音が殺人を犯し、その罪をすべてかぶった汐梨。現在発生している一連の殺人事件についても凪音によるものと考えた汐梨は、「すべて私がやりました」と警察に申し出た。凪音は、解離症と境界性パーソナリティー障がいを患っていて、事件のときの記憶はないと思われた。
汐梨の独白を聞き、無実だと信じる琥太郎は、自分たちでできることには限界があるため、伊藤に真犯人は他にいると訴える。伊藤は、確実な証拠が出てこない限り警察は動けないと言ったが、相棒の深沢を琥太郎たちの手伝いに向かわせた。
琥太郎たちは、すでに事件で亡くなった小谷(大塚ヒロタ)、白鳥(輝有子)、タイムスリップした琥太郎たちによって命は救われた鮫島(小林大斗)、そしてこれから被害に遭う予定の丸藤(今江大地)に共通点はないか探っていった。
■真犯人を突き止めた琥太郎たちが迎えたラストに「考察を超えた」の声
そうして突き止めた真犯人は、凪音の里親である長峰。
琥太郎たちの追及に初めは認めようとしなかった長峰だが、証拠となったのは犯行の際に使用した車に落ちていたミントタブレット。それは琥太郎が渡したもので、2026年に購入した、この時代には唯一のものだった。
証拠の存在で観念した長峰は犯行の理由を打ち明ける。長峰の両親は教師だったが、生徒を教えることに疲れ、家では夫婦喧嘩が絶えることがなかったという。そんな中、高校生になって唯一心を開くことができた小谷から性暴力被害に遭い、男性不信に陥った。
結婚を諦め、凪音の里親として過ごしていたある日、発作を起こした凪音を探しているときに小谷が汐梨を襲う場面を目撃。再び怒りが沸いて小谷を殺し、そこで得た爽快感から、次いで白鳥を殺害。かつて教育委員会の相談窓口で責任者を務めていた白鳥は、長峰が小谷の罪を訴えるも、議員の息子である小谷をかばっただけでなく、「あなただって楽しんだでしょう」と非道なひと言を放っていた。
さらに凪音が通った中学にいた丸藤と鮫島が同じ盗撮グループだと気付いて殺害を計画。だが、琥太郎たちが連続殺害事件について調べ、阻止しようとしていたため、計画がうまくいかず、琥太郎たちの命も狙ったのだった。
「私が殺しても汐梨さんがかばってくれる。だから躊躇(ちゅうちょ)はなかった」と話した長峰。犯行の根底には、教師への憎しみと殺人への快楽のほかに、凪音が長峰の養子になる前に出会った汐梨を慕っていることへの嫉妬もあったのだ。
汐梨は釈放されることになったが、迎えに行く前に現代に戻ってしまった琥太郎たち。タイムスリップで過去を変えると現代も変わるというルールになっているが、新たな現代を迎えた琥太郎が汐梨と再会したラストシーンは、それまでの悲しみやつらさなどから解放されるような温かさがあった。
視聴者からは「最後のシーンでグッときた」「最終回までも面白かったが、最終回が本当に秀逸」「考察を超えたラストでした」という感想のほか、「加藤清史郎くんのうるさくないのに熱い演技がとても好みでした」「加藤清史郎くんと唐田えりかさんの演技がすごかった」「大隈汐梨って絶妙に女から嫌われるタイプを唐田えりかさん ほんとにうまく演じていた」など俳優陣への称賛も多数寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

