5.興味のあることだけに全力
猫は気が乗らないものには見向きもせず、好きなものには夢中になります。たとえば高価なおもちゃだったとしても、興味がなければ絶対に遊びません。逆に、ただのヒモ1本だったとしても、自分が気になれば全力で追いかけます。
人間の場合、さすがに興味のあることだけやることは難しいですが、すべてのことに全力で挑むことはありません。やるべきことはきちんとやったうえで、必要のないところにお金や時間を費やすことを避けると、自分がラクになりますよ。
6.拒む勇気をもつ
人間の社会には、常識や協調性が要されるので、ときに「嫌だけど、大丈夫なフリ」をしてしまうことがあります。それは大人だけでなく、子どもの世界でもありうることです。
しかし、猫は嫌なときはスッと逃げますし、拒みたいときは手を出して意志表示します。
人間がこれをやるには、最初はとても勇気が必要かもしれません。しかし、人間関係でもNOと伝えることはとても大切。一度「YESにしない選択肢」を体験すると、心がラクになっていきますよ。
ただし、人の心や思考回路は複雑なので慣れないうちは「拒んでしまったけど大丈夫かな…?」と、不安や罪悪感をもつこともあるでしょう。最初の方はラクでないこともあるかもしれませんが、断る場面を選びながら、少しずつ慣れていけるとよいですね。

