店内に設置してある防犯カメラ。客とのトラブルを防ぐためのものだと思っていたが、その本当の理由を知って驚くことはないだろうか。販売員として働くタジマオオカ(@pu92yu)さんが描く実録漫画「防犯カメラ」には、店員も知らなかった事実が隠されていた。
■レジに向けられたレンズと店長からの「他言無用」
防犯カメラで常に録画されていることは知っていても、店員がその中身を見る機会は少ない。タジマさんが映像を見たのは過去に2回あり、2度目は勤務時間中に客が「設置ディスプレイにつまずいて転んだ」と言ってきたときだった。事実確認のため、タジマさんは上長と防犯カメラをチェックした。
結果的に客はディスプレイにぶつかっておらず、証拠が記録されていたことでトラブルを回避できた。しかし、そこでタジマさんはあることに気づく。防犯カメラは客とのやりとりを捉える画角ではなく、店員の手元である「レジ」に向いていたのだ。少なからず疑われていることを知り、もやもやしたというタジマさんは当時の心境を語る。
「漫画で描いたお店で働いていたのは10代のころで、防犯カメラに自分の姿が延々と映っていたのを見たことが単純にショックでした。よく考えれば何かあったときに自分の無実を証明できるものなのですが、『自分が何か疑われているのかも?』と少し思ってしまいました」
さらに、設置の向きについては「当時、店長から『カメラの向きに関して他言しないように』と言われていたので、ほかの人には話しませんでした。だから、余計にモヤモヤ感が残ってしまったのかもしれません」と振り返る。
■疑いか、お守りか?視点を変えることで得た気づき
防犯カメラを設置する理由は1つではない。外部のトラブル監視だけでなく、内部の不正抑止や業務フローの確認などの目的がある。
「防犯カメラの1件でも『疑われている』と思うか『自分の無実を証明してくれる』と思うかで印象は大きく変わります。もし同僚や後輩が働く中で、物事をネガティブに捉えてしまう事柄があったら、違う角度での見方を提案できる人でありたいなと思います」
もちろん、個人情報が特定できる画像は、権限のあるスタッフしか閲覧できないよう規定のもとに運用されている。事実の受け止め方次第で、働く意識も大きく変わるはずだ。
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