娘が生まれてから、義母の突然の訪問はさらに増え、産後の私は家にいても気が休まりませんでした。ある日、ようやく娘を寝かしつけた直後にインターホンが鳴り、出られずにいると、義母から「家にいるんでしょう? 孫の顔を見に来たのに」と電話がかかってきたのです。突然の訪問に生活を合わせ続けることに疲れ切った私は、その夜、夫に限界を打ち明けると……。
連絡なしで訪ねてくる義母のことを夫に相談した結果
義母は、思い立ったらすぐに行動するタイプです。夕飯のおかずを作ったからと言って、連絡なしで突然わが家を訪ねてくることが何度かありました。
共働きで、家の中がいつも整っているわけではありません。義母から「掃除機をかけてあげようか」と言われると、手伝うつもりなのだとわかっていても、「部屋が汚いと思われたのかな」と落ち着かない気持ちになりました。
さらに、義母が突然来たときに私たちが留守にしていると、電話でどこにいるのか聞かれることも。夫も「急に来られても、こちらにも予定があるよ」と伝えていましたが、義母の訪問がなくなることはありませんでした。
娘が生まれてからは、義母が以前にも増して頻繁に訪ねてくるようになりました。産後の私は、「今日も義母が来るかもしれない」と思うだけで、家にいても気が休まりませんでした。
ある日、ようやく娘を寝かしつけ、私も少し横になろうとしたとき、インターホンが鳴りました。モニターに映っていたのは義母です。その音で娘が身じろぎしたため、私は起こさないよう慌てて娘のそばへ戻りました。すると、今度はスマートフォンに着信が入ったのです。
電話に出ると、義母は「家にいるんでしょう? 孫の顔を見に来たのに」と不満そうに言いました。悪気がないことはわかっていましたが、産後で疲れ切っていた私には、突然の訪問に対応し続けることがつらくてたまりませんでした。
その夜、私は夫に打ち明けました。
「今日も、やっと娘が寝たところだったの。いつ来るかわからないと思うと、家にいても休めない」
夫は黙って聞いたあと、「今まではその場で言うだけだったけれど、今回は俺からきちんと伝える。これからは、連絡なしで来ないように話すよ」と言いました。
私は、義母に孫と会ってほしくないわけではなく、訪ねてくる前に一度連絡をもらいたいだけだと伝えました。夫は「それは当然のことだよ」と受け止めてくれました。
後日、夫は義母に「娘の生活リズムもあるから、これからは来る前に必ず連絡してほしい。連絡なしで来ても対応できないことがある」と伝えてくれました。義母は最初、「孫に会いに行くだけなのに」と不満そうだったそうです。それでも夫が繰り返し話すと、事前に連絡をくれるようになりました。
それからは、義母が突然玄関先に立っていることはなくなりました。連絡をもらえるだけで、娘の昼寝や自分の体調を考えながら対応でき、以前のように家にいても落ち着かないと感じることは減っていきました。
産後は、赤ちゃんのお世話だけでも余裕がなくなる時期です。義母との関係を悪くしたいわけではありませんでしたが、無理をして受け入れ続ける必要はなかったのだと思います。訪問前に連絡をもらうという約束ができたことで、私も落ち着いて義母を迎えられるようになりました。
著者:加世田美津子/40代女性/2016年生まれの娘と2018年生まれの息子と夫と4人暮らし。飲食店で短時間勤務をしている。最近は家庭菜園に興味があり、勉強中。趣味は動物と触れ合えるカフェ巡り。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)

