
パラドックスが運営するアトリエ教室「Visions Palette(ビジョンズパレット)」は、10月22日(水)~26日(日)の期間、「Visions Palette 大展覧会 2025 トゲあるリンゴはロマンスの味」を開催する。
“カリキュラムのない”アート教室

「Visions Palette」は、藝大・美大出身の現役アーティストが教える“カリキュラムのない”準個別指導のアート教室。

“うまさより、じぶんらしさをのばす”ことを重視して、生徒一人ひとりが自由に作品づくりに取り組んでいる。

6年ぶりとなる今回の展覧会では、生徒たちの水彩や油絵などの絵画から彫刻、工作などの立体作品まで約700点を展示。観覧料は無料で、10月25日(土)・26日(日)には、予約不要で無料のワークショップも実施する。
不登校や発達特性を持つ子どもからも支持
文部科学省の全国調査(※1)によると、2023年度に不登校だった小中学生は前年度比16%増の34万6482人で過去最多を更新。学校内外の「居場所づくり」が求められている。
また、発達障害とされる子どもの数も増えており、2022年の文部科学省の調査(※2)によると、児童生徒の約8.8%(35人のクラスに約3人の割合)に発達障害の可能性があることが示されているという。
「Visions Palette」には現在約1,000名の会員がいるが、そのなかには不登校の子や発達特性のある子も含まれている。保護者からは「学校には行けないがここなら来れる」「癇癪を起こさなくなった」「“ビジョンズパレット”に通い始めてから元気になり、自分の気持ちを言葉にできるようになって、親子の会話も増えた」といった声も寄せられているという。

「Visions Palette」では、“うまさより、じぶんらしさをのばす”ことを大切にしながら、子どもたちの作品づくりに日々向き合っている。

誰かのまねをすることなく、「何を作るか」から自分で考える。

どこまでも自分と向き合い、作品を完成させる。そんな経験が、不登校の子や発達特性を持つ子らからも支持されていると考えているそうだ。
アートがもたらす効果は心理学や医療の観点からも注目されており、「アートセラピー」や「臨床美術」としてカウンセリングや医療の現場でも導入されている。
