
5月31日に放送された人気アイドルグループ・櫻坂46の冠番組「そこ曲がったら、櫻坂?」(毎週日曜深夜0:50-1:20、テレ東※ほかLeminoにて配信中)。今回の放送では、「武元唯衣の最後に絶対笑わせたんで!」がおこなわれた。以前から告知されていた武元の卒業企画がおこなわれるのだが、普段とは少し違った“笑顔”に突き抜けた卒業式が見られる。
■グループを支え続けた武元唯衣、7年半の活動に幕
今回の企画は「武元唯衣の最後に絶対笑わせたんで!」。バラエティ企画で大いに活躍してくれた武元の卒業企画として、彼女がやりたいことをやりきっていく。だが武元には不満があるようで、それは「私が一生懸命がんばって何かを言っても、うっすら皆が笑わないようにしてる!」というもの。
試しとばかりに滋賀ロケに関するネタを振ると反応がなく、「あ、これです」と敏感に察する武元。周囲も覚えていないようで、“イジられる割りに周囲の反応が芳しくない”ことが気がかりだったと語った。
最後は笑いで終わりたい…そんな武元が最後にやりたいことは、過去に最もスベった「モノボケ」のトラウマを払拭すること。だが黄色いヘルメットを手に「カスタードのかたまりで寝る!」というモノボケを披露した当時のVTRを確認すると、声はあがっている。しかし番組MCのハライチ・澤部佑と土田晃之から「ウケていたのでは」と聞かれた武元は、「私には無音に聞こえたんですよ。ノイズキャンセリングかと思った」とバッサリ切り捨てる。
とはいえその場でモノボケを武元に促してもハードルがあがってしまうため、他のメンバーがモノボケをして空気を作ってから武元が挑戦する流れに。大園玲、大沼晶保、中嶋優月、的野美青、山崎天、中川智尋がモノボケを立て続けに披露していき、場が温まってきたところでついに武元が登場。以前使用したヘルメットを手に「卵黄のかたまりと踊る!」とリベンジを果たしたところ、スタジオには武元も納得する大きさの笑いが巻き起こるのだった。
■卒業企画で“落語”…思わぬ展開の連続
“武元にこれをやらせたら爆笑間違いなし!”と小田倉麗奈が提案したものは「自分のエピソードを落語で披露」というもの。持ち前の話術と一緒にエピソードを披露すれば落語になるのでは…という非常にハードルの高い無茶振りを聞いた武元は、「ヤバくないですか?」と笑いながらもくじけずに実践していく。このチャレンジ精神こそが武元だ。
スタジオに用意されたセットを使って始まった落語は、守屋麗奈との楽屋や海外旅行でのエピソードが元ネタ。掴み、話の軽妙さ、オチを「おあとがよろしいようで」と綺麗に結んだ武元の姿は堂に入っている。非常にクオリティーの高い現代落語に、スタジオからは大きな歓声があがるのだった。
土田も「噺家を生み出してしまいました」と語り、小田倉も「アイドルを卒業した後、タレントとしてじゃなくて落語家として…」と予想どおりといったホクホク顔。本人以上に外野が武元の話芸を認めているようだ。
さまざまな企画を終えたあと、澤部から武元へやりきったかと質問。武元は「結構イジってませんか?みんな私のこと…」とこぼすのだが、澤部は武元のことを思って考えてくれたのにその言い草はないとヒートアップしてしまう。
「謝れ」と指摘するのだが、これには武元も猛反発。一触即発の空気が漂い、メンバーたちが慌てて2人を囲んで諫める…というのはもちろん“フリ”で、メンバーがハケたところにはさくらんぼの飾り物を一緒につけた武元と澤部が表れる。「唯衣卒業おめでとう!」「ありがとうございます!」と改めてこれまで培ってきた絆を見せるのだった。
番組の最後にはMCの2人と武元の活躍を振り返るシーンも。高校2年生からグループに加入し、走り続けた武元を「完全に努力の子だと思っている」と語る土田。感動的な話なのだが、武元が語り始めるとついネタを振ってしまうのは本能ゆえか。土田のフリを受けた武元がやっぱりネタに走るところも、また「そこさく」ならではと言えるだろう。
これまで先輩たちの卒業式で感動の3ショットトークを見てきたという武元は「そうしたいと思ってきたのに何で…」と訴える。しかし、これを受けた澤部は「こっちもそうしたいよ!!」とネタ続行。「寂しいよ!!」と本音で澤部が結ぶと、武元からBuddies(櫻坂46のファンを指す)へのメッセージが伝えられる。7年半の間、Buddiesとできた思い出は「どれも本当に幸せだったと思います」と結び、最後まで笑顔のまま卒業企画を終えるのだった。
■最後まで笑いに振り切った、明るい卒業式
「武元唯衣の最後に絶対笑わせたんで!」は、とても明るいようすでおこなわれた武元の卒業企画だった。武元、メンバー、MCの皆が寂しさを感じている事は間違いないが、最後まで笑顔でいられたのはまさに絆が成せたことだろう。
特に印象に残ったのはやはりカメラに映る誰もが武元、そして櫻坂46への深い愛情が感じられる点だろう。それは無茶振りやイジりとして表現されることもあるが、振られた側が全力で応えようと奮闘する姿そのものがお互いへの“愛”と言える。
次回予告のテロップでは普段と異なり表記はなかったが、次回の放送でも櫻坂46は感動を届けてくれることだろう。次回の「そこさく」ではどんな企画がおこなわれるのか、今後もまったく目が離せない。
※山崎天の「崎」は、正しくは「タツサキ」。

