
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『会計で詰むお嬢様』を紹介する。サイト「ダ・ヴィンチWeb」で連載中の漫画『文学的なオチが癖になる 雪のヤドカリ4コマ劇場』でも知られる雪のヤドカリさんが、8月30日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、雪のヤドカリさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■ショーケースを前に高笑いするお嬢様に告げられた金額

「オーッホッホッホ!」とショーケースの前で高らかな笑い声をあげる金髪のお嬢様。「ここからここまでぜ~んぶいただきますわ!」と言い、会計へと進む。
しかし、カウンターで唐草模様のがま口財布を取り出し「おいくらかしら?」とお嬢様が聞くと、「1103兆3543億500円でございます」と驚愕の金額が。ショーケースを確認したところ、そこには…。
このお嬢様の買い物を描いた4コマ漫画を読んだ人たちからは、「がま口おそろいで嬉しい」「ここまでくるともはや罠だろ」「経済がとんでもないことになってる」「毎回笑顔にしてくれる神漫画」など、多くのコメントが寄せられている。
■「もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいです」作者・雪のヤドカリさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
常日頃から(仕事中も)、4コマ漫画を考えて描くようにしているので、その一環で描きました。
――お嬢様が手に持っているがま口財布には、どれほどの金額が収められていたのでしょうか?
800円です。あとPontaカード。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
お嬢様が唐草模様のがま口を使っているところです。お嬢様が唐草模様のがま口を使っていたらカワイイよな~と思って描いたからです。
――大きな反響を呼んでいるコミカルなギャグについて、どのようなところから着想を得ているのでしょうか?
家の裏にある井戸に、赤の他人の髪の毛と自分の血液を落とすと、翌日ネタが書かれた紙が井戸の桶に入っているので、それを元にしています。
――今後の展望や目標をお教えください。
展望ですか...今の環境がかなり恵まれているなあと思うので、本当に、そんなに思いつかないんですが...。そうですね、やはり1番は「ダ・ヴィンチWeb」で持たせていただいている連載をもっとたくさんの人に楽しんでもらいたいですし、長く続けていきたいです。そのためにもっと面白くなりたいし、絵も上手くなりたいですね。それから今の自分の漫画は単発のネタが多いので、キャラクターの魅力が強いシリーズものの漫画を描く力を身に着けたいです。あわよくばそうしたキャラクター物のグッズ展開をヒットさせ、ガチャガチャやUFOキャッチャーの中身として世間に点在したいです。そして、ゆくゆくはポップアップストアやコラボカフェの開催、テーマパーク建設、政府コラボ、国連コラボ、ロスチャイルド家とのコラボを経て巨万の富と権力を得て黄金のリムジンを乗り回したいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
愛してるよ~

