思いどおりにいかないと激怒し、妻や子どもの物を次々と壊すモラハラ夫・ヒドシ。かつてやさしかった夫は、妻・コヨリさんの妊娠・出産を機にすぐ怒り出す「モンスター」へと変わってしまいました。限界を迎えた妻のコヨリさんがSNSに不満を吐き出すと、投稿は思いがけず大バズり。自分を責めてばかりいたコヨリさんでしたが、本当の気持ちと向き合い、ついに夫を「敵」と認定し、離婚へ向けて動き出します。
SNSのアドバイスをもとに、リビングへベビーモニターを設置したコヨリさん。夫の暴言を録画する作戦が見事に成功し、安堵とともに喜びの声をSNSへ報告します。しかし、温かい声援に混じって届くようになった心ないアンチコメントに恐怖を覚えるように……。
「やっぱり私が悪いの?」「こういうのはひとりで頑張らなきゃいけないんだ……」コヨリさんはまた自らを責めるようになり、再び孤独な殻に閉じこもろうとしていました。
私の本当の気持ちは……?














アンチコメントに傷つき、孤独を深めていたコヨリさん。そんな彼女のもとに、以前から応援してくれていたフォロワーからDMが届きます。送り主は、自身もSNSを活用しながら、モラハラ夫との離婚を成立させた経験者でした。
「攻撃して面白がる人は一定数いるから、全部無視して即ブロックでいい」という率直なアドバイスに、「失礼になってしまうのでは……」と戸惑うコヨリさん。しかし、「あなたの今の目的は無事に離婚すること」「SNSは手段として使えばいい」という力強い言葉に、ハッとさせられます。
本来の目的を見失わず、自分を守ることを優先していいのだと背中を押されたコヨリさん。そして「気にしないようにします!」と、再び前を向くのでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
モラハラやDVに悩んでいると、相手の言動に振り回される日々の中で、心がすり減ってしまうことがあります。そんなとき、顔の見えない相手の言葉であっても深く傷つき、「本当は何をしたかったのか」という目的を見失ってしまうこともあるかもしれません。
投げかけられた言葉を、すべて正面から受け止める必要はありません。自分に必要な情報だけを選び取り、不要な言葉からは距離を置くことも、自分を守るためには大切です。便利なツールをうまく使うのはもちろん、専門の相談窓口(※)のような周囲の力をうまく使いながら、自分自身を守る選択をしていきたいですね。
※DVの相談窓口
【DV相談プラス】
0120-279-889:24時間、専門の相談員が対応してくれます
【DV相談ナビ】
#8008:お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります(相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります)
著者:マンガ家・イラストレーター ますまゆ

